【必見】クレアチニンが上あがる原因５選！【腎臓内科専門医が監修】腎臓さらに慢性腎臓病について症状、検査、治療についてもわかりやすく解説！ скачать в хорошем качестве

【必見】クレアチニンが上あがる原因５選！【腎臓内科専門医が監修】腎臓さらに慢性腎臓病について症状、検査、治療についてもわかりやすく解説！

＜説明＞ 腎臓内科専門医が、クレアチニン上昇する原因と腎臓さらに慢性腎臓病について症状、検査、治療についてもわかりやすく解説します。 ＜関連動画＞ 腎臓の悪さの程度をあらわすクレアチン（Cr）！下げる薬はあるのか？    • 腎臓の悪さの程度をあらわすクレアチン（Cr）！下げる薬はあるのか？腎臓をよくする薬は...   ＝＝＝＝＝＝チャンネル登録はこちら＝＝＝＝＝＝    / @dr_yamato626   ＜内容＞ 　まず、腎臓とは？、そらまめのような形をした握りこぶしくらいの大きさの臓器です。腰のあたりに右と左に１つずつあり、１人あたり２つの腎臓があります。腎臓１つあたりに約100万個の血管の毛玉が詰まっています。この血管の毛玉をネフロンといいます。ネフロンで血液から尿をこし出しています。例えて言うなら、腎臓はコーヒーのフィルターです。コーヒーフィルターを通ってコーヒーが出来るように、ネフロンで血液から尿を濾しだしてしています。 　復習です。腎臓は2つあり握りこぶしぐらいの大きさで腰のあたりにあります。そして、腎臓は血液から尿を濾しだしています。 　では、腎臓はどんなはたらきをしているのか？腎臓はさまざまな仕事をしていますが、主に５つのはたらきがあります。 　１つ目の腎臓のはたらきは、老廃物を体から排泄しています。腎臓は、血液から体の中で不要になった老廃物を濾しだします。コーヒーのフィルターのような役割をしています。そして、血液から濾しだした老廃物は、尿として体の外に排泄してくれます。 　２つ目の腎臓のはたらきは、血圧を調節しています。腎臓は、塩分と水分の尿に捨てる量をコントロールしています。血圧が高いときは、塩分と水分を尿に捨てて血圧を下げます。血圧が低いときは、塩分と水分を尿に捨てるのを止めて血圧を上げます。また、腎臓は血圧を上げるホルモン出しています。血圧が低いときは、腎臓が血圧を上げるホルモンを出して血圧を上げます。 　３つ目の腎臓のはたらきは、血液を作る司令塔をしています。腎臓は血をつくるホルモン（エリスロポエチン）を出しています。エリスロポエチンが血をつくる細胞を刺激し、赤血球がつくられ血液ができます。 　４つ目の腎臓のはたらきは、からだのイオンバランスを調整しています。腎臓は、カリウムやカルシウム、マグネシウムといったミネラルの調整しています。また、腎臓は、体が酸性やアルカリ性になりすぎないようにコントロールしています。体は弱酸性と聞いたことはないでしょうか？これは腎臓と肺が調整してくれているからです。 　５つ目の腎臓のはたらきは、強い骨をつくってます。腎臓は、カルシウムを体に吸収するのに必要な活性型ビタミンDをつくっています。腎臓が活性型ビタミンDをつくり、カルシウムを体に吸収できるようにしています。体に吸収されたカルシウムは骨の原料になり、強い骨ができます。 　復習です。腎臓のはたらきは主に５つ。老廃物の排泄、血圧の調整、血液を作る司令塔、からだのイオンバランス調整、強い骨を作るです。 　では、慢性腎臓病とは？慢性腎臓病とは、慢性に経過するすべての腎臓病をいいます。英語で、Chronic Kidney Diseaseといって、頭文字をとってCKDといいます。あまり聞いたことがない方もおられるかもしれませんが、実は日本だけで1330万にもおり、日本人の８人は１人は慢性腎臓病です。８人に１人ということは、両親や祖父母、親戚の中には誰かが慢性腎臓病がいる計算になります。実は非常に身近な病気で、新たな国民病と言われています。 　復習です。慢性腎臓病は、慢性に経過するすべての腎臓病です。日本人の８人に１人は慢性腎臓病で身近によくある病気です。 　では、慢性腎臓病にはどんな症状があるのか？慢性腎臓病は初期に自覚症状がほとんどありません。そのため、慢性腎臓病と気がつかず、知らなうちに慢性腎臓病になり、どんどん悪くなってしまうことがよくあります。ある程度進行すると、夜に尿に行く回数が増えたり、足のむくみ、めまいやふらつきといった貧血症状、疲れがとれない、疲れやすいといった倦怠感、息切れなどの症状が現れます。残念ながらこればあれば慢性腎臓病というような特徴的な症状はなく、診断するには検査が必要になります。 　復習です。慢性腎臓病の症状は、夜間頻尿、むくみ、貧血症状、倦怠感などです。ただし、 初期の自覚症状は乏しく、また、進行しても慢性腎臓病に特徴的な症状なく診断には検査が 必要になります。慢性腎臓病の症状については、他の動画でも解説致しております。ご興味がございましたらご覧頂ければ幸いです。 　では、慢性腎臓病をどのように診断するのか？慢性腎臓病の診断には、尿検査、血液検査、腹部超音波検査やCT検査などの画像検査が必要になります。尿検査では主に、尿に蛋白や血液が混じっていないか、尿蛋白や尿潜血がないかを確認します。血液検査では主に血清クレアチニン・eGFRという検査項目が重要になります。また、画像検査では、腎臓の形や構造の異常がないかを確認します。ざっくり説明しますと、尿検査、血液検査、画像検査で腎臓の異常が３ヶ月以上続く場合に慢性腎臓病と診断します。尿検査、血清クレアチニン、eGFR、腎臓の画像検査、慢性腎臓病の診断方法については他の動画で詳しく解説しております。興味がございましたらご覧頂ければ幸いです。 　復習です。慢性腎臓病の診断法は、尿検査、血液検査、画像検査で、腎臓の以上が３ヶ月以上続いたときに慢性腎臓病と診断します。 　では、なぜ慢性腎臓病が悪いのか？慢性腎臓病は初期には自覚症状はありせんが、確実に体は蝕まれています。例えば、脳卒中や心筋梗塞のリスクが３倍以上になることがわかっています。また、慢性腎臓病は初期には自覚症状に乏しく、気づかないうちに腎臓がドンドン悪くなってしまいます。一度悪くなった腎臓は回復することはありません。慢性腎臓病に気がついたときには数年後には透析が必要な状態ということもよくあります。 　復習です。慢性腎臓病がなぜ悪いのか？慢性腎臓病は、初期でも脳卒中や心筋梗塞のリスクを３倍以上になり、また、自覚症状に乏しく手遅れになると透析が必要な状態になります。 　では、慢性腎臓病にはどんな治療法があるのか？残念ながら慢性腎臓病に特効薬はありません。一度悪くなった慢性腎臓病は回復させることはできません。慢性腎臓病の特効薬がないことについては、他の動画で詳しく解説致しております。ご興味がございましたらご覧頂ければ幸いです。ただし、特効薬はありませんが治療法はあります。慢性腎臓病は回復させることはできませんので、残った腎臓を大切に使うことが重要になります。主に、食事療法、薬物療法、運動療法になります。食事療法は、腎臓に優しい食事をすることで腎臓に負担をかけないようにします。薬物療法は、腎臓の弱ったはたらきをサポートし、また、腎臓への負担を減らすことで腎臓を長持ちさせることができます。また、腎臓リハビリテーションという運動療法もあります。 　復習です。慢性腎臓病の治療は、食事療法、薬物療法、運動療法があります。慢性腎臓病の特効薬はなく、残った腎臓の負担を軽くして上げることがメインになります。 　では、クレアチニンが上昇する原因５選についてご説明します。ランキング形式でご説明させて頂きます。宜しくお願い致します。 　第５位は、筋肉量です。クレアチニンは筋肉からでる老廃物ですので、筋肉量が多いクレアチニンが上昇しやすくなります。スポーツジムに通い筋トレを良く行う方は筋肉量も多く、クレアチニンが上昇していることがよくあります。これは、腎臓が悪くなっているのではありません。このように筋肉量が多い方の腎機能を正確に評価するには、シスタチンCという検査を用います。シスタチンCについては、他の動画で詳しく解説しておりますのでご覧頂ければ幸いです。 　第４位は、プロテインです。実は、プロテインの中にはクレアチンと言って、クレアチニンの原料となる物質が含まれているものがあります。クレアチンは、筋肉のとても良いエネルギー源です。クレアチンが多いと筋肉がいつも以上の力を発揮し、効率よく筋トレが行うことができます。ただし、クレアチンが使われると老廃物としてクレアチニンができます。クレアチニンが多くなるのでクレアチニンが上昇する訳です。これは、腎臓が悪くなっているのではありません。 　第３位は、脱水です。血液検査のクレアチニンは血液の中のクレアチニン濃さを見ています。脱水で水少なくなると血が濃くなりクレアチニンは上昇することになります。また、脱水は血が濃くなり、また、血の量も少なくなります。血が少なくなると血からつくる尿も少なくなります。尿が少なくなると尿に捨てられるクレアチニンが少なくなります。尿にクレアチニンを捨てれないのですから、必然的に血にクレアチン残ってしまい、クレアチニンが上昇してしまいます。これは、ほんの少しの時間であれば問題ありません。例えば、運動して汗をかき脱水になりすぐに水分ととったというような程度であれば問題りません。ただし、非常に暑い部屋で水分を取らずに長時間そのままでいると腎臓が悪くなってしまいますので注意が必要です。 　第２位は、腎炎です。腎臓の自体が病気で腎臓が悪くなってしまうことがあります。原因もさまざまあり、自己免疫の異常が比較的多いです。日本人ではIgA腎症が比較的多く見られます。大体30人に１人程度あります。学校時代のクラスメイトに一人はいるという以外によくある病気です。IgA腎症については、別の動画で詳しく説明しております。興味がございましたらご覧頂ければ幸いです。 　第１位は、生活習慣病です。生活習慣病の中でも糖尿病、高血圧などが原因でおこります。糖尿病は糖尿病性腎症、高血圧は腎硬化症という腎臓の病気を引き起こします。腎臓が悪くなってしまい、クレアチンが上昇します。腎臓が悪くなってしまいクレアチンが上昇する原因として、ほとんどが生活習慣病と言っても言い過ぎではありません。実際に透析になってしまう原因の１位が糖尿病、２位が腎炎、３位が高血圧です。しかも、糖尿病と高血圧が原因となる糖尿病性腎症、腎硬化症は年々増加傾向にあります。生活習慣病は腎臓の大敵です。 #クレアチニン #慢性腎臓病 #原因 #筋トレ #生活習慣病 #クレアチン #高血圧 #糖尿病 #腎炎　 #透析 #シスタチンC #尿検査 #糖尿病性腎症 #腎硬化症 #南方大和 ＝＝＝＝＝＝チャンネル紹介＝＝＝＝＝＝ このチャネルは、総合内科専門医が健康と病気について役立つ情報を提供するチャンネルです。 「全ては笑顔のために」をもっとも大切な考え（理念）とし、 「子どもから大人まで笑顔でいられる社会の実現」を目標（ビジョン）とし、 「周りのすべての人を笑顔にする」ことを使命（ミッション）とします。 総合内科専門医：南方大和（みなかた　ともかず）が監修 ＜専門医資格＞ 総合内科専門医 腎臓内科専門医 透析専門医 ＜所属学会＞ 日本内科学会 日本腎臓内科学会 日本透析医学会 日本心療内科学会 ■免責事項■ ・当チャンネルでは個人の意見として発信しております ・あくまで一般情報なので実際に診療する医療者のアドバイス・治療には変わりません。また、一般的情報であり個人にはあてはまりせん。コメントの解答も治療・診断・治療方法の指示を行うものではありません。 ・情報は吟味しておりますが正確性等について責任を負うものではありません。情報を利用した結果の不都合や 不利益に関しても責任を負うものではありません。ご留意ください。