「パンダ特別列車」春の旅行シーズンは雲南へ、文化観光ブーム скачать в хорошем качестве

「パンダ特別列車」春の旅行シーズンは雲南へ、文化観光ブーム

中国では、春ならではの風景を楽しむ旅行シーズンが始まっている。 　中国鉄路成都局は「パンダ特別列車」を投入。全面的にパンダ押しの豪華仕様で、期間限定の不定期スケジュールで、全国数十の都市を網羅している。 　この日、成都を出発した「パンダ特別列車」は、乗客466人を乗せ南を目指す。雲南省の北西部と南部、8つの都市をめぐる旅だ。沿線の風光明媚で文化的な名所を結び、旅客は各地域の風習や観光スポットを満喫できる。 　中でも、緑豊かな森と澄んだ川、霧のかかる山で知られる臨滄市は人気だ。 　この地域には「中国最後の原始部落」と呼ばれ、少数民族のワ族が伝統的な暮らしを守る「翁丁村」がある。特に春シーズンは、憧れの旅行先になっている。 　＜観光客＞ 　「ネットで『翁丁原始部落』の情報を見て、ずっと訪れてみたいと思っていた。伝統的な木鼓は、叩く場所を変えるといろいろな音色がして、とても興味深かった」 　「翁丁原始部落」から約50キロ進むと、息を呑むようなカルスト地形が広がる。崖壁に設けられたのは1000メートルにおよぶ長廊で、絶景を余すことなく楽しめるようになっている。 　 　時間帯や天候で様々な色彩を見せる風景は、中国の山水画にも似て壮大だ。3月は観光トップシーズンとなり、旅客者数は年間総数の2割に迫るという。 　＜雲南省臨滄市文化・観光局　楊萍副局長＞ 　「文化観光の発展によって、地元の人々には雇用や収入増の機会がもたらされた。多くの村人が、警備、ツアーガイド、民俗芸能など、観光関連の仕事に就いている。さらに、周辺の村の農家が手がける地元の特色美食や農産物もよく売れている」 　雲南の魅力は尽きることがない。「パンダ特別列車」の旅は、ますます熱気を帯びている。