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2025年11月に開催した「野祭」の動画が完成しました。 縁日の動画制作は、いつもお願いしている地元岩手の菅原結衣ちゃん。 今回はお隣宮城で動画制作をしている石山純平さんにもご協力いただき、素敵な映像に仕上げていただきました。 改めて動画を見返すと、「本当にいい会だったな」と思わず目頭が熱くなるような場面もたくさんありました。 温かな空気の中で、大人も子どもたちも、そして自然も、どこかでゆるやかに繋がっている。 そんな空気が確かにそこにあった祭だったんだなと、あらためて思い起こしました。 目まぐるしく変化する時代の中で、僕自身もいつもその波にもまれている一人です。 変化についていけない自分をどこか惨めに感じてしまったり、追いかけ続けることに疲れてしまったりすることもあります。 正しいと思っていた価値観や手法も、気づけば移ろっていく。 何かを積み上げているつもりでも、それが残っているのか分からなくなる。 いったい何を拠り所にすればいいのか、そんなことを考えてしまうこともあります。 でも岩手に目を向けると、どっしりと変わらないものがあるように感じます。 自然の中に身を置くと何万年と続いてきた循環があり、太陽は変わらず東から昇り、西に沈んでいく。 人は自然と共にしか生きられない。 それはきっと、これからも変わらないことなんだと思います。 僕にも子どもがいます。 子どもたちに何を残せるだろうかと考えたとき本当に変わらないことを整えて、手渡していくことが大事なんじゃないかと思うようになりました。 自然と共に生きること。 周りの仲間に感謝し、支え合いながら生きること。 生き物の命をいただくときに、きちんと感謝の気持ちを持つこと。 そんな、ありふれているけれど大切な暮らしを未来に残していきたい。 そんな思いから、縁日をつくり、「野祭」も立ち上がりました。 岩手や北東北では、こうしたことは当たり前すぎることかもしれません。 少し地味だったり、命を奪うことがグロテスクに感じられたり、一見すると煌びやかではないものも多くあります。 でも、もし人の眼差しが向けられなくなったものが廃れていくのが世の常だとしたら、その本質にもう一度光を当てること。 それが、野祭がここにある意味なのだと思っています。 野祭当日は、県内外から本当にたくさんの方々にお越しいただきました。 食、芸能、アート、ものづくり。 この土地にある大切なものが、ひとつに重なり合うようなイベントになりました。 郷土芸能に触れたり、実際に衣装を着てみたり。 獣を捌いたり、イワナを自分の手で締めて食べたり。 地域の価値観を大切にしている飲食店の料理を味わったり。 そうやって一つひとつの体験を通して、この土地の暮らしや文化に触れてもらえたのではないかと思っています。 そこには、『お客さんと出店者』『観客と演者』、そういった垣根もほとんど意味を持ちません。 みんなが同じ場所にいて、平等につながり合いながら、これからの未来をどうしていくのかを一緒に考える。 そんな時間が生まれていたように感じています。 そしてこの祭りは、本当にたくさんの方々に支えられて実現しました。 野祭に足を運んでくださった皆さん。 グッズ購入などで遠くから応援してくださった皆さん。 飲食出店をしてくださった皆さん。 クラフト体験や物販で参加してくれた皆さん。 アートワークを制作してくれた永沢碧衣ちゃん。 そして素晴らしい演舞を披露し、体験企画なども一緒につくってくださった郷土芸能団体の皆さん。 当日の狩猟から関わり、参加者に生き物とのつながりを伝えてくれた地元の狩猟メンバーのみんな。 地元笹谷地区の皆さん。 野祭を支えてくれたボランティアスタッフの皆さん。 そして毎年スポンサーとして応援してくださっている みちのくコカ・コーラボトリング株式会社さま。 本当にありがとうございました!! 毎年準備はとてつもなく大変ですが、こうして動画を見返して、子どもたちの楽しそうな笑顔や、あの場に流れていた温かな空気を感じると、やっぱりまた今年も野祭を開催したいなと思います。 ヘンバイバライから数えると、今年開催で5年目を迎えます。 自主開催の祭りですが、少しずつ大きな力につながってきていると感じています。 今年も、いつの時代も変わらぬ価値観を大事に思う仲間たちと一緒に、この地域の良さを磨きながら未来へと繋いでいきたいと思っています。 今回の動画も、とても素晴らしいものに仕上がっています。 野祭のありのままの空気や、その場に流れていた温かな時間を、きっと感じてもらえると思います。 ぜひ、映像から野祭の空気を感じてみてください。