知っておきたい！南アルプスの高山帯におけるシカの食害問題 скачать в хорошем качестве

知っておきたい！南アルプスの高山帯におけるシカの食害問題

ここでは登山者が知っておきたい「南アルプスの高山帯にお けるシカの食害問題」を静岡 大学の増澤武弘客員教授に解説してもらいます。 「高山植物の宝庫」といわれる南アルプスでは、現在シカ の食害によってお花畑が減少しており、深刻な問題にな っています。植物が食べ尽くされたら根をはることができなくなり、やがて根茎も枯死してしまいます。植物がなくなると斜面の裸地化が進み、土壌の流出が起こり、さらに進むと降水時や雪解け時に流路が出現し、やがて崩壊地になってしまいます。シカの食害は美しいお花畑を失うだけでなく、山を維持できなくなってしまうという問題を抱えているのです。シカの侵入を防ぐためにどのような対策をしているのか、未来へ向けてどのような考えで植物を守ろうとしているのか、じっくりお聞きしました。 【目次】 00:00　オープニング 00:54　なぜ南アルプスは“高山植物の宝庫”といわれるの？ 05:45　南アルプスを代表する高山植物は？ 10:01　シカの食害によってお花畑が減少している？ 16:53　シカの侵入を防ぐためにどのような対策をしているの？登山者にできることは？ 【増澤武弘先生のプロフィール】 静岡大学防災総合センター客員教授。　NPO法人静岡自然環境研究会理事長。専門は植物生態学、極限環境科学。極限の環境に生育する植物の生態を研究。南アルプスでは40年以上にわたって高山帯での高山植物を調査・研究している。南アルプス学会顧問。 【撮影・編集】 uphill works Inc. 【山と溪谷オンライン】 ウェブ：https://www.yamakei-online.com/ X：  / yamakei_online   Facebook：  / yamakeionline   【山と溪谷編集部】 X：https://x.com/yamakeihenshuu Instagram：  / yamakei_editor