侍所と政所、問注所の違いって何？【日本史用語集】 скачать в хорошем качестве

侍所と政所、問注所の違いって何？【日本史用語集】

公立学校教師の笠井大輔が侍所、政所、問注所の違いについて解説します これらは鎌倉時代の政治を行っていくうえでの役職です もともとは源平の戦いの中で源氏の勢力が大きくなっていく中で、すべてのことを頼朝一人だけでは行うことができなくなった結果、頼朝を補佐する目的として置かれた役職です 侍所はその名の通り侍、つまり御家人たちの戦いについてのことです どこに御家人を配置するのか、この戦いにはどの御家人を派遣するのか、または警察などの役割を果たしました これも勢力が大きくなってきたからこその組織と言えます 次に政所 これも文字の通り、政治に関することで、その書類などを作成しました 問注所は裁判に関することです 特にこの時代多かった裁判は土地に関すること 御家人と将軍は御恩と方向で結ばれており、将軍が土地を保障してくれるからこそ御家人は命を懸けて戦う そのため土地に関するトラブルはまず将軍のもとへと届いたのです この3つの機関の大切なことは、それぞれが決定していたわけではないということです 侍所は戦う場所や戦い御家人を考えても決定はしません 必ず頼朝のところに行って頼朝が判断します 政所や問注所も政治の書類作成や裁判の訴訟の手続きはするものの、決定はしません 最後はやはり頼朝が決めていたのです しかし、頼朝が死ぬとその役割も変わっていきます 強力なリーダーシップを失った幕府は頼朝ほど最終的に判断できる人物がいなくなり、それぞれの機関が独立していきます さらに、頼朝の頃は侍所、政所、問注所のトップはそれぞれ別の人物が行うなどしていましたが、後に執権となる北条氏がこれら重要な役職を独占していくことになります 質問などがありましたら [email protected]（メール）@Kasainosyakai（twitter） にお願いします