稲村ヶ崎に残存する戦争遺構である洞窟陣地の壕口（伏龍基地跡）や銃眼等の現在の様子　鎌倉市稲村ガ崎　2024年3月中旬、4月下旬撮影 скачать в хорошем качестве

稲村ヶ崎に残存する戦争遺構である洞窟陣地の壕口（伏龍基地跡）や銃眼等の現在の様子　鎌倉市稲村ガ崎　2024年3月中旬、4月下旬撮影

稲村ヶ崎は鎌倉市の南西部にある小高い丘上になった岬です。岬から西側を望むと江の島と富士山が揃って見える景色の良さから、関東の富士見百景、かながわの景勝50選にも選ばれており観光客がよく訪れる景勝地となっています。今回はその稲村ヶ崎に残る戦争遺構を取り上げています。 　稲村ヶ崎に残る洞窟陣地は戦前に大日本帝国海軍の横須賀鎮守府により、特攻作戦の一つである伏龍の待機陣地として構築されたそうです。伏龍は潜水具を着用した兵士が棒付き機雷を持ちながら海中に潜み、敵の船底に機雷を接触させ爆破させる戦法で爆破した時は当然兵士の命はありません。実戦投入される前に終戦を迎えましたが、潜水具の作りに問題が多く訓練中に多数の死傷者を出す結果になってしまいました。 　今回の撮影で稲村ヶ崎の海側には初めて入りました。ネット上にある過去の写真画像を見ると、かつては大きく潮が引いている時は壕口と銃眼の真下は砂浜が現れ歩いて行ける状態でした。撮影日は潮位0cmの時に訪れたのですが、この辺りは近年ほとんどの砂が流出してしまったようです。壕口と銃眼の真下は海水に浸かり近付く事は危険だったので間近で撮影する事が出来ず残念でした。壕口は波風等により僅かづつ岩が浸食されているようで、かつてあった立入禁止を示す看板は無くなっていました。自分なりに今の遺構の姿を映像に残したつもりです。 ・参考にした祐実軍團さんのページ 　http://yumigundan.web.fc2.com/kamakur... ※撮影にあたっては装備を整え 　潮見表や天候、波高等を事前に確認し 　最大限の安全を確保した状態で臨んでいます。 ※洞窟陣地内は立入禁止という情報がありました。 　許可なく立ち入らないでください。 0:00 稲村ヶ崎から望む江の島と富士山。 0:07 先程の背面側。観光に来るほとんどの方は 　　 今見た辺りを見物して行きますが、 0:13 戦争遺構を見るために海の方へ向かいます。 0:19 階段を降りて岩場の波打ち際まで来ました。 0:26 この日の干潮時の潮位（潮位表基準面）は 　　 潮見表では0cm。気圧配置や風向きによっては 　　 手前側の底が現れる程潮が引くそうです。 0:39 木製の柵のような物が見えます。 0:44 この先の遺構内に立入禁止の看板が 　　 かつてここに設置されていたそうです。 0:49 海側から岩場を上り先程の裏側に来ました。　　 0:56 洞窟陣地の壕口。こちらの壕口が 　　 伏龍の出撃口だったとの説がいくつかありました。 　　 伏龍は特攻作戦の一つで潜水具を着用した兵士が 　　 棒付き機雷を持ちながら海中に潜み、敵の船底に 　　 機雷を接触させ爆破させる戦法だそうです。 1:01 露出を上げズームしました。 　　 奥の掘られている場所の壕口の高さは目測1.7m程。 　　 満潮時には海水が入るそうです。 1:06 壕口の下は海面まで2m程の高さがありました。 　　 今いる場所から壕口までは足元の岩場が切れており、 　　 足場も良いとは言えず飛び移るのはかなり危険です。 1:17 下から撮影。ネット上の過去の写真画像を見ると 　　 10年程前までは壕口にすぐ入れる高さまで 　　 砂が堆積していました。　　 1:22 伏龍は実戦投入される前に終戦を迎えました。 　　 とは言え潜水具の作りに問題が多く 　　 訓練中に死傷者が多数出たそうです。 1:27 岸壁に壕口（左側）と銃眼が見えます。 　　 前にいる方は何か採取されているようでした。 1:33 この壕口は先程の壕口とつながっているそうです。 　　 ネット上の過去の写真画像を見ると 　　 壕口に立入禁止の看板があったのですが、 　　 波の浸食等で手前の岩ごと落ちてしまったようです。 　　 こちらは砲撃用の壕口ではないかとの説がありました。 1:38 壕口の縦幅は目測1.5m程。海面までは目測3m程。 　　 こちらの10年程前の写真画像を見ると 　　 今の海面から1.5m位の高さまで砂が堆積しており、 　　 干潮時は壕口の真下まで歩いて行けたようです。 1:45 銃眼は先程の壕口とはつながっていないそうです。 　　 撮影中にトビに見える鳥が中に入っていったので 　　 営巣していると思われます。 1:50 銃眼の縁は元々コンクリートで補強されていたそうで 　　 跡が残っています。補強されたコンクリート枠は 　　 20数年前までは付いた状態で残っていたそうです。 1:55 海側から戻ってきました。 2:02 続いては展望台のある方へ向かいます。 2:07 道のり100m程進んだ先に展望台が設置されています。 2:21 展望台近くの山肌に鉄柵が見えます。 2:31 鉄柵の中の穴は壕であるとの情報がありました。 　　 穴はほぼ埋まっており下り傾斜になっています。 　　 手前の方の岩肌に掘り跡は確認できませんでした。 　　 過去の写真画像を見ると鉄柵の切れている場所には 　　 生えている木の幹が通っていました。　 2:36 鉄柵のすぐそばに古びた石垣があります。 2:46 石垣の上から撮影。山肌から石が組まれています。 2:57 石が切れている場所は下から上るための道のようです。 3:04 近付くと道は階段のように見えました。 　　 草木が多く直接通ってはいません。 3:08 こちらも山肌に向かい斜めに石が組まれています。 　　 おそらくですが小屋等を設置するために 　　 この石垣は設けられたのではないかと思われます。 3:16 展望施設の画面左側の見切れている場所に 　　 コッホの記念碑があるのですが撮り忘れました。 3:24 こちらの山肌にも 3:28 壕であるとの情報がある封鎖された穴があります。　 　　 こちらもほぼ埋まっており穴は下り傾斜でした。 3:33 展望台から降り稲村ヶ崎の出入り口まで来ました。 3:39 最後は道路側の遺構を見に行きます。 3:44 先程から70m程東へ道沿いを進んだ場所。 3:50 海側にある壕口につながっている洞窟陣地の 　　 壕口の跡が吹付コンクリートの上から見えます。 3:56 少し先にも同じく海側につながる壕口跡が残っています。 4:01 こちらは吹き付けられたコンクリートが 　　 はがれている部分が多くありました。 4:06 近くで見ると元々は20～30cm程の石を積んで 　　 壕口を塞いでいたようです。 4:19 この穴からは時折潮の匂いがする空気の流れがありました。 4:24 このもう少し先の場所にも 4:32 同じく塞がれた壕口の跡が残っています。 　　 なぜ塞がれた壕口の跡がわかるように 　　 コンクリートが吹き付けられたのかは不思議です。 4:37 締めは海側の壕口と銃眼を見る映像にしました。 　　 岸辺に堆積した砂が近年ほとんど流出してしまい 　　 映る壕口と銃眼の真下まで行けないのは残念でした。 　　 ですが人が入りにくくなったという事は 　　 中の状態は今後も長く残るのだと思います。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 　動画を撮影した時の雰囲気や音声をできるだけ残しておきたいので、字幕や追加音声等の加工をせずに概要欄と下部コメント欄で動画の解説をしています。 　ご連絡等はこちらにお願いします　　[email protected] 　ツイッター　　　　  / shownankikou   ・サブチャンネル（のつもり）はこちら　とある男の反省    / @toaruotokono   ・コミュニティ　ちょっとした湘南の街の画像を載せてます。    / @shownankikou   ・サムネイル等作成先 「バナー工房」 https://www.bannerkoubou.com/ 「写真加工.com」 https://www.photo-kako.com/ 「ロゴメーカー」 https://logo-maker.stores.jp/ #湘南 #鎌倉 #遺構