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県内初導入！ロボットが手助けする人工膝関節手術「無事成功」【高知大医学部附属病院】 (25/01/22

ロボットの「手」を借りて膝関節の手術をするシステムが高知県で初めて導入され、先週、1例目が行われました。 高知大学医学部付属病院が導入したのは、ひざの関節を人工関節に置き換える手術をロボットが手助けする「Makoシステム」です。開発したのは、アメリカに本社を置く医療機器メーカーで、県内に導入されるのは今回が初めてです。 CT検査で読み取った患者の骨格情報はモニター上に立体的に表示。 医師：「このボタンをポチっと押すと、勝手にロボットが骨の切りたい位置へ誘導してくれています」 モニターを確認しながら医師がロボットアームを操作し、「ボーンソー」と呼ばれる電動のこぎりで膝の骨を削り取ります。万が一、操作を誤り、患者の体を傷つけそうになったら危険を感知して自動的に止まるようプログラムされています。 加齢により、膝の軟骨がすり減ることで痛みが出る関節痛の患者は国内に800万人以上いるとも言われています。高知大によりますと、痛みが原因で歩けなくなると、肥満や糖尿病、さらには認知症の進行など、膝の関節痛は深刻な問題となっています。 より正確で安全な手術が可能になったことで、患者の体への負担も減り、早期の回復が期待されます。実際に、先週行われたロボットアームを使った県内初の膝関節手術は無事成功し、患者の回復速度もこれまで以上だということです。 高知大学医学部附属病院整形外科・杉村夏樹助教： 「一例目をやってみた感触としても違うな、というのははっきりありますので、人工関節（手術）というのは10年20年、長期のスパンで見たときにはこういうものに置き換わっていくんじゃないのかなと」 今後、膝だけでなく股関節の手術にも活用していく方針です。