中川俊郎 Toshio NAKAGAWA /《グランデュオ》〜三人の奏者のための(2020/初演) "Gran Duo" per tre скачать в хорошем качестве

中川俊郎 Toshio NAKAGAWA /《グランデュオ》〜三人の奏者のための(2020/初演) "Gran Duo" per tre

深新會第36回作品展(2020年12月24日＠東京オペラシティリサイタルホール)出品作品 ●演奏：高橋明日香(リコーダー) 曽我部清典(トランペット) 中川俊郎(鍵盤楽器) ●作品解説：グラン・デュオとはロマン派に多く見られる、ピアノ伴奏付きで管楽器の技巧を披露 する(決して見せびらかす訳ではない ...)ための2重奏である。この曲では、現代と いう時代性が反映された、様々な技巧が展開される。しかも人数は3人であるため、 3通りの2重奏の組み合わせが生じる。ところで、ここでの 1 番の問題は音量のバラ ンスである。バランスは、基本的に考慮されていない!こう言い切ってしまっては身も 蓋もないと思われるかも知れないが(笑)、トランペットの音量を、弱音器をちまちま 駆使するなどしてセーブしなかったとしても、なんらかの方法はある。さらにアンバラ ンスを補うために「竹法螺(竹で出来たホラ貝)」を音色の仲介役に起用するアイデ アを、心配した曽我部さんが提案してくれて、どうにか音楽として成立できることになっ た。また「架空の中国民謡」が、聴覚的な中心軸にもなるはずだ。 ●中川俊郎 略歴：作曲家・ピアニスト、桐朋学園大学作曲科卒、三善晃に作曲、末光勝世、 森安耀子諸氏にピアノを師事。双子座三重奏団メンバー。日本現代音楽協会理事、 日本作曲家協議会常務理事、お茶の水女子大学非常勤講師。