ベンチャーズの「マリア・エレナ」をオリジナルと聴き比べてみる скачать в хорошем качестве

ベンチャーズの「マリア・エレナ」をオリジナルと聴き比べてみる

①ベンチャーズの「マリア・エレナ」（1995年6月発売のＣＤ「ポップス・アラカルト」より）0:00～ ②ロス・インディオス・タバハラスの「マリア・エレナ」(1963年発売のシングル）3:18～ 　甘く艶やかなギターサウンドで有名なロス・インディオス・タバハラスが演奏して一世を風靡した「マリア・エレナ」は、1932年にメキシコの作曲家、ロレンツォ・バルセレータによって書かれたラテンの名曲です。 　「マリア・エレナ」はラテン系の女性に大変多い名前ですが、この曲はロレンツォが当時のメキシコ大統領の夫人、マリア・エレーナに捧げる曲として作られたと言われています。 　ロス・インディオス・タバハラスは1957年にこの曲をメキシコでレコーディング、その後1963年にニューヨークの放送局でこのレコードが流されたのをきっかけにアメリカでも人気に火が付き、ミリオンセラーとなって彼らの名が世界中に知れ渡りました。 　 　ベンチャーズは1995年に日本の東芝レコードからリリースされたＣＤ「ポップス・アラカルト」に初めてこの曲を収録しています。このアルバムはスマップの「がんばりましょう」や広瀬香美の「ロマンスの神様」、長渕剛の「乾杯」といった当時の日本のヒット曲のほかに｢ミザルー｣｢スターダスト｣｢雨を見たかい｣等の洋楽オールディーズが組み合わされたよくわからない内容の選曲ですが、全てこのアルバムのために新規に録音されたものです。 　演奏メンバーはジェリー・マギー（リードギター）、ドン・ウイルソン（リズムギター）、ボブ・ボーグル（ベース）、メル・テイラー（ドラム）のほかにゲストプレイヤーとしてデイブ・カーがピアノとキーボードで参加しています。本作「マリア・エレナ」と「スターダスト」ではジェリーが奏でるエレガットの艶やかでクリアな音色が印象的です。 　ベンチャーズはその後も来日公演のたびに第2部のアコースティック・セットで何度もこの曲を演奏しており、レコードとしては「ワイルド・アゲイン・コンサート97」「イン・ジャパン・ライヴ2000」「ワイルド・アゲイン」（2004年）、「ライブ・イン・トーキョー2006」「ポピュラー・ヒッツ」（2009年）、「イン・ジャパン・ライブ2010」などに収録されています。 　 　エレキ・インストではベンチャーズ以外にもディック・デイルや英国のシャドウズ、北欧フィンランドのクワイエッツ、日本の寺内タケシとブルージーンズなどのバージョンがありますが、やはりジェリーのリードによるベンチャーズのカバーがオリジナルのロス・インディオス・タバハラスの演奏に最も近い感じがします。 #TheVentures #LosIndiosTabajaras #MariaElena ■■ これまでにアップロードした動画の再生リスト■■    • ベンチャーズの名曲をオリジナルと聴き比べてみる