尾木直樹さんが現場に献花　軽井沢バス事故からまもなく9年　遺族会代表も次男の墓参りに（abnステーション　2025.01.13） скачать в хорошем качестве

尾木直樹さんが現場に献花　軽井沢バス事故からまもなく9年　遺族会代表も次男の墓参りに（abnステーション　2025.01.13）

大学生など死者15人を出した軽井沢町のスキーバス転落事故から15日で9年の時を迎えます。 9年が経とうとしても悲しみは癒えることなく、ただただ、同じような事故を起こさせないという 強い決意がありました。 午前11時前、雪のちらつく事故現場。 ■教え子4人を亡くした　尾木直樹法政大学名誉教授 「今年も…また来ました」 2016年1月15日、軽井沢町の国道でスキーのツアーバスが道路脇に転落し、 大学生13人・乗員2人が死亡しました。 15日を前に、事故現場の慰霊碑には、ゼミの教え子4人を亡くした尾木直樹さんや、 後援会など法政大学の関係者が訪れ、花を手向けました。 ■教え子4人を亡くした　尾木直樹法政大学名誉教授 「4人の写真は自分の座っているデスクの上から2段目（引き出し）にいつも入れている　いつも身近にいるが…」　 9年経っても変わらぬ姿に、尾木さんが感じることは… ■教え子4人を亡くした　尾木直樹法政大学名誉教授 「写真を前にすると命を無くすということの意味（を感じる）何の変化も起きない 　生き残っている我々が彼らの分まで生きなければ」 遠く離れた京都でも、祈りを捧げる人たちがいました。 事故で次男・寛さんを亡くした田原義則さんも12日、9年を前に墓参りに 訪れました。 ■次男・寛さんを亡くした　田原義則さん 「私たち遺族が一番出来ることは忘れないでもらってあんな事故を二度と起こさない。 寛も背中を押してくれている」 遺族会代表としても活動する田原さん。一方で、事故を巡っては長野地裁がおととし、 バス会社の社長と当時の運行管理者の2人に、業務上過失致死傷の罪で 実刑判決を言い渡し、2人はいずれも控訴し、裁判は続いています。 ■次男・寛さんを亡くした　田原義則さん 「（これまでの裁判で）バス会社側の証言も出ている中で再発防止策はこれだけで良いのか とにかく早く結論は出してほしいが今時点でもやるべきことはある」 亡くなった人たちのために、〝今〟を変えようと懸命に生きる人々。 それでも時の流れは変わらず15日、事故から9年を迎えます。