青森県政史上最年少の44歳　宮下宗一郎氏当選の青森県知事選　投開票日の動きを振り返る скачать в хорошем качестве

青森県政史上最年少の44歳　宮下宗一郎氏当選の青森県知事選　投開票日の動きを振り返る

２０年ぶりの知事交代で有権者が選んだのは、青森県政史上最年少の４４歳でした。県知事選挙は、前のむつ市長、宮下宗一郎さんが初当選しました。６月４日の動きを振り返ります。 「当選、バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ」 市長経験者同士の激戦となった今回の知事選。大きく支持を広げたのは県政刷新、「青森新時代」を掲げた若きリーダーでした。 午後８時すぎ、投票終了から間もなく、当選を確信した宮下さんがセレモニー会場に姿を現しました。三沢市の小桧山市長や、むつ市の山本市長など、宮下さんを支持する市町村長が駆け付けるなど、用意された１４０席が満席に。開票の結果、宮下さんは、すべての市町村で、他の３人の候補を上回り４０万４３５８票を獲得。前の青森市長の小野寺晃彦さんに２３万票余りの大差をつけ、初当選を果たしました。２０年ぶりに交代するリーダーは、県政史上最年少の４４歳です。 【初当選　宮下宗一郎氏】 「今、私は本当に青い熱い炎のように燃えています。新しい青森の未来への挑戦権を獲得することができました」 「ある時は勇気を与え、ある時は不安や希望を照らし、ある時は県民の皆様の道しるべになる、そのような花になりたい。改めてそう感じています」 「そしてそのリーダー像こそが、今の青森県に求められる、青森新時代に求められるリーダー像だと私は確信をしております。ありがとうございます」 【神田潤一衆院議員】 「まさに皆さんの民意に寄り添って、我々自民党県連も宮下新知事と一緒に『青森新時代』を切り開いていきたいと思います」 今回の知事選では、自民党や公明党、それに立憲民主党が「自主投票」を決め、国会議員や県議会議員、さらには市町村議員などがそれぞれ、宮下さんと小野寺さんの支持を表明する選挙戦となりました。 【自民党県連　津島淳会長】 「異例の形の選挙戦ともいえます。でもこれが本当の選挙なのだと私は受け止めています。本当の選挙というのは、県民による県民が選ぶ、そういう選挙」 今回、投票総数のうち７割近い票を集めた宮下さん。今後、県政運営に当たって、小野寺さんを支持した議員たちとの向き合い方については－ 【宮下宗一郎氏】 「それは、そういう対応を取った皆さんの方が、まずは考えるべきだというふうに理解しています」 「政党に向き合うのか、県民に向き合うのかという選択があるとすれば、私は県民に向き合って、県民の皆様に向き合って選挙もし、政治もし、県政を運営していきたいと。その意思は当初立候補した時から変わるところはありません」 一方、敗れた小野寺さんは次のように述べました。 【小野寺晃彦氏】 「及びませんでしたが、政策の選択肢を示すという役割はしっかりと果たさせていただいたつもりです」 そして今後の政治活動についてはー 「少し考える時間をください。７年間１日も休まず古里のために走り続けてきたつもりです。少し考える時間をいただきたいと思います」 投票率は５７．０５％で、前回を１６．９７ポイント上回りました。５０％を上回ったのは、三村知事が初当選した２００３年以来２０年ぶりです。 【宮下宗一郎氏】 「県民所得の向上や、合計特殊出生率２を目指す青森モデル、そして、医師不足を解消して、医療の偏在を解消するためのあらゆる仕組み仕掛け。こうしたことは、これまでの青森県の大きな課題でしたし、また今の課題であり、これからの課題でもあると思います」 「今までは、日本に大きく引っ張ってもらう青森県だったと思いますが、これからは、政策で日本をけん引する青森、そういう『青森新時代』も目指していきたいと思います」 宮下さんの任期は２９日からの４年間です。