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ぱっと読めますか？「十干・十二支」　概要欄に「ざっくり解説」があります　　3分情報【漢字小テスト】

漢字小テストの時間です。 今回のテーマは「十干・十二支」にまつわる漢字です。 みなさんはぱっと読めますか？ 【解説】 ◆十二支ですが、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類の動物の総称というのは、みなさんよくご存じだと思います。 　紀元前の中国で暦や時間を表すために使われ始めたのが起源となります。 　以前は木星の動きで年を数え、木星の公転周期が12年であったため天を12に分け、その後に数を表す漢字として子丑寅‥と当てはめたそうです。 　日本の伝来したころには十二支は年や月、時間、方位にも当てはめられていました。 　昼の12時(正午)の前後を午前、午後と呼ぶのは、11時～13時が午(うま)の刻だった影響です。 　方角は北が子(ね)、東が卯(う)なので、北東は丑(うし)と寅(とら)の間で艮(うしとら)になります。うしのツノにとら柄パンツ、いわゆる鬼門の方角が北東ですね。 ◆つぎに十干ですが、中国や日本には全てのものが「木・火・土・金・水」から成り、それぞれに「陽」→兄(え)と「陰」→弟(と)があるという「陰陽五行説」という考え方がありました。 　五行に陰陽をかけあわせると「きのえ」「きのと」となります。 　それを順番を表す言葉(記号)の甲乙丙丁戊己庚辛壬癸に当てはめたものが十干です。 　そしてこの「十干」と「十二支」を合わせたものを「干支(えと)」といいます。 　干支の本来の意味は単に12種類の動物のことではないということです。 ◆最後に、甲子園ができた「甲子」の年や、火災がよく起こると信じられた俗説がある「丙午」の年など、有名な十干と十二支の組み合わせですが法則があります。 　甲子、乙丑、丙寅と順番に一つずつ並べるという縛りがあるため120年ではなく60年で一巡し、61年目で甲子に戻ってきます。 　できない組み合わせも60通りできるというわけです。 　60が10と12の最小公倍数ですね。 　これがいわゆる還暦です。 以上、ざっくり解説でした。 本日もご視聴ありがとうございました。 漢字 漢検 漢字検定 難読漢字 だいすき俱楽部