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小型疲労試験機 卓上型でコンパクト＿プラスチックの疲労予測に

近年、自動車のＥＶ化などにより車載センサー、車載カメラなどの保安部品が多用されつつあります。自動車バンパーの大半はポリプロピレン製であるなど、自動車部品の約30%（体積比）をプラスチックが占めています そこで問題になるのが、それらを構成しているプラスチックが多年の振動によりどこまでもつのか？という事です。 プラスチックは、金属や無機材料と並ぶ三大材料の一つであり、軽量で安価、加工性に優れるなど、他の材料にはない特長を持っていますが、解析する装置は大型であり、試験期間も長期間要することが課題とされています。 疲労試験は、一旦試験を始めると加速試験であっても１回の試験に数カ月を要することもあり、試験時間が非常に長いことが評価を行う上でのネックとなっています。 試験速度を高めるには、複数台の試験機を同時進行することが望ましいとされていますが、 大型装置の場合、複数台の設置となると、台数分の多大な費用がかかったり、設置場所などにも問題が出るなど、さまざまな課題があります。 汎用の疲労試験機は、金属のような固い材料にも対応するため高価で大型なものになりますが、軟質（なんしつざいりょう）材料のプラスチックには安価で小型の試験機が適しているといえるでしょう。 そこでアクロエッジでは、金沢大学と共同開発を行い、小型の疲労試験機（Syclus/読み方：サイクラス）を発売しました。 Syclusは、5kg未満で人ひとりが持ち運びでき、環境試験室に入れ込む事も可能です。 高温などの特殊環境に持ち込んでの疲労試験や、複数台並べての並列試験による試験時間の短縮が可能となっています。 様々なパラメータにて検証可能な小型疲労試験機ですので、ポリマーベースのサンプルの疲労寿命予測と動的機械特性の（どうてききかいとくせい）正確な評価が可能となります。 例えば、 ・振動動作と応力とひずみの正確なデータ取得が可能 ・疲労が材料に及ぼす影響(塑性変形／そせいへんけい、材料の脆弱化／ぜいじゃくか)を、測定データから観察が可能 など、その他さまざまな検証が可能です。 さらには、この試験機は900万サイクルという長期試験による安定性も実証されています。 小型疲労試験機Syclusは弊社ショールームに実機もございますので、ご来社によるデモ試験も可能です。ご来社が困難なお客様は、サンプルを弊社にお送りいただければ、弊社にてデモ試験を行うことも可能です。