福島県の除染土の再生利用実証事業　青森・風間浦村が誘致検討　進まぬ県外での再生利用 (23/03/08 скачать в хорошем качестве

福島県の除染土の再生利用実証事業　青森・風間浦村が誘致検討　進まぬ県外での再生利用 (23/03/08

本州最北端の村、青森県風間浦村。冨岡宏村長が表明したのが… 「福島のことは他人事ではなく協力したいと思っていて、村にとっても恩恵があるのであれば良いこと」 福島県内の除染で出た土、いわゆる「除染土」を再生利用する実証事業の誘致だ。 「フレコンバッグを乗せたダンプが中間貯蔵施設の一時保管場にやってきました」 除染土は福島県の大熊町と双葉町に整備された中間貯蔵施設に保管されている。 国は搬入を始めた2015年から30年以内に「県外で最終処分すること」を法律で定めた。 福島テレビ・高野愛梨記者：「各地の仮置き場から運ばれてきたフレコンバッグが、受け入れ分別施設へと運ばれていきます。この中では除染で出た土がふるいにかけられ、土や石、草木などに分別されます」 搬入された除去土は、東京ドーム約11杯分と膨大だ。全体の４分の３を占めるのが放射性物質の濃度が基準を下回った除染土で、公共工事などで再生利用。汚染レベルが高い土は、容量を減らすなどした上で処分。全体の割合が多い再生利用をどれだけ進められるかも、30年以内の最終処分を終えるカギを握る。 しかし、県外では再生利用の動きはほとんど進んでいない。 2022年、埼玉県所沢市の環境省の施設などで実証事業が計画されたが、住民から反対の声が上がり計画はストップした。 福島県・内堀雅雄知事：「福島県は、法律上の約束をしっかり守ってくれということの本質を訴え続けているところでありますので、今後ともその思いを伝えてまいります」 風間浦村の冨岡村長は「風評を懸念する声もあって受け入れ先がなかなか見つからないかもしれない。住民に理解されれば、今後検討していきたい」としている。