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テーブルビートの上手な育て方（種まきから収穫までを完全解説！）ビーツ栽培のコツとポイントが分かる

テーブルビートの育て方を約16分の動画で野菜栽培士が分かりやすく解説します。ビーツの栽培方法（土作り・種まき・植え付け・間引き・追肥・水やり・トンネル掛け・収穫方法・病害対策・害虫対策）など、サラダ菜栽培のコツとポイントを短時間で掴むことができます。 テーブルビート栽培の流れを種まきから収穫まで通して、詳しく知りたい方におすすめです。 栽培難易度は高くないので、家庭菜園でぜひ育ててみましょう！ 【ビーツのおすすめの種】購入可 楽天：https://a.r10.to/h5GPGh Amazon：https://amzn.to/43maAsD 【テーブルビートの上手な育て方（公式サイト）】 https://kateisaiennkotu.com/yasainoso... 【チャンネル登録】 動画作成の励みになります。もしよろしかったら、「チャンネル登録」と「👍」をお願いします！ https://onl.bz/qfJXtsv 【目次】 0:00 オープニング 0:14 テーブルビートの育て方 2:02 品種の選び方 2:24 コンテナと土作り 3:18 露地栽培の土作り 4:06 種まき 7:06 間引き 8:17 水やり 9:53 追肥 11:01 トンネル掛け 11:38 収穫 12:42 病害対策 13:46 害虫対策 【動画の内容】 *テーブルビートの育て方 草姿はアブラナ科のカブに似ていますが、実はホウレンソウと同じアカザ科の植物です。 真夏と真冬を除けば通年の栽培が可能ですが、育てやすいのは春まきと秋まきです。 春まきは3月～4月（苗の植え付けは4月～5月）で、夏秋まきは8月～9月（苗の植え付けは9月～10月）です。 収穫までは種まきから約2か月です。 高温には弱い一面がありますが、耐寒性が高いので冬期の保温栽培ができます。 ビタミンやミネラルが多く含まれ、中でも鉄分が豊富で飲む血液とも言われるほどの健康野菜で、果肉が赤色をしているのはベタシアニンという色素によるもので、抗酸化作用があり、老化防止に良いと言われています。 あまり馴染みのない野菜ですが、カブ同様に様々な料理に使えて便利な野菜です。肉部は柔軟・多汁で味は甘味があって美味しい野菜です。 *品種の選び方 品種は一般種のほか、根の色が白色のアルビノや、黄色のゴールデンビートなど多くの品種がありますが、 どの品種を選んでも育て方に大きな違いはありません。 「デトロイドダークレッド」「ビートルート」「キオッジャ」、「ゴルゴ」などが人気です。 *コンテナと土づくり コンテナは、標準サイズ（60cm）以上のものがおすすめです 根を深くまで張らないため、深さ15cmほどの浅型のものでじゅうぶんに育ちます。 市販の培養土を利用すれば、袋から開けてすぐに使えるのでとても便利です。 自分で用土を配合するときは、赤玉土5：砂2：バーミキュライト3と、 用土10ℓあたり、苦土石灰を10ｇと普通化成肥料20ｇを加えて混ぜ合わせておきます。 大きな土塊があるとまた根になりやすいので、用土は丁寧に耕しておきましょう。 コンテナに用土を入れすぎると、まし土や水やりのときに鉢から用土が溢れてしまいます。上部から3～5cm程低くしておきましょう。 露地栽培の土作りと畝作り 露地栽培では植えつけの2週間前を目安に土作りを始めましょう。テーブルビートは中性に近い土壌を好みます。 1㎡あたり苦土石灰150～200gをまいて、石灰の塊が残らないように丁寧に耕しておきます。 植え付けの1週間前になったら、1㎡あたり堆肥を2㎏と普通化成肥料100gを全面に施肥し、軽く耕うんして畝を立てておきましょう。 テーブルビート栽培に適した畝は高さが10～15cmの平畝で、畝幅は一条まきは50cm、二条まきは80cmが目安です。栽培する列数に応じて畝幅を調整しましょう。 *種まき 種まき適期は、春まきが3月～4月で秋まきが9月～10月頃です。 発芽適温は15℃～30℃で、適温から大きく外れているとうまく発芽しません。 直まきとポットまきのどちらも可能ですが、季節外れの種まきや害虫の被害に遭いやすい露地栽培では、別の場所でポリポットで育苗してから、畑に移植する方法がより確実です。 テーブルビートの種は、種球といって複数の種子が塊になったもので、1つの塊からたくさんの芽が出ます。 無駄がないように、1か所に種をまきすぎないように注意しましょう。 直まきするときは、点まきか筋まきがおすすめです。 点まきは育てる株数が少ないときやコンテナ栽培向き、筋まきは露地栽培や間引き菜を収穫したいときにおすすめです。 テーブルビートの種子は外皮が固く発芽しにくいので、種をまく前日に芽出しをすると発芽しやすくなります。 芽出しの方法は、種をガーゼで包み２～３時間水中に漬けてから取り出し、ガーゼを敷いたトレーなどに種を数日間置いて、小さな根が出たら畑にまきます。 種まきのコツとヒント テーブルビートの最終の株間は10～15cmです。 1本の太い根を真下に伸ばす直根性なので、株間は少々狭くても大丈夫です。 2列以上で栽培するときは、列と列の間隔を30cm以上確保してやりましょう。 列の間隔が狭いと陽当たりや通気性が悪くなり、生育の遅れや病害虫の被害にも遭いやすくなります。 *間引き 間引きは根を太らせるための大事な作業です。 間引きが不十分だと苗や根の生育に影響が出るので、適期に間引くようにしましょう。 1回目の間引きは発芽が揃った頃で、種まきから約2週間後が目安です。 1個の種球から数本の芽が出ます。生育の良い芽を2本だけ残して、不要な苗はハサミなどで根元から切ってしまいましょう。 2回目の間引きは本葉が3～4枚になった頃が目安です。 種から最初に出る2枚の葉は双葉で、その後に伸びる葉が本葉です。 2回目の間引きで元気な苗を1本だけ残して、株間を10～15cmに広げましょう。 *間引きのコツとヒント 最終の間引きは遅くても本葉が5～6枚になるまでに終わらせておくことが根を太らせるポイントです。 間引きで空いた穴は埋めておきましょう。 苗が弱弱しくて倒れそうなときは、間引きのタイミングで根元付近に土寄せしておきましょう。 間引いた幼苗は、ベビーリーフとしてサラダや汁ものの具にして利用することができます。 *水やり テーブルビートは水の管理をしっかりと行うと、苗が健常に育ち、美味しく太い根を収穫できます。 種は乾燥に弱いので、種まきから発芽までの間は、用土の表面が乾きすぎないように水やりをしましょう。 一度に大量に与えるよりも、回数を分けて少量ずつ与えるのがポイントです。 本葉が出てからの多湿は苗が徒長して軟弱化するので、用土の表面が乾いたタイミングで水やりをします。 根の肥大が始まってからの極度の乾燥は、根割れの原因となるので水切れに注意しましょう。 高温期は気温が上がる前の涼しい時間帯に、低温期は暖かい日中（午前中）に水やりを行います。 コンテナ栽培では鉢底から染み出るくらいたっぷりと与え、露地栽培では1株あたり1.0～1.5Lが目安です。 表面だけでなく用土の中に染み込むように与えましょう。 *水やりのコツとヒント 露地栽培では自然の雨だけでじゅうぶんですが、乾燥が長く続く時期や根の肥大期以降は、週に1～2回を目安に水やりをしましょう。 コンテナ栽培では用土が乾燥しやすいので、朝と夕方の2回を目安に水やりをします。ただし、低温期は午前中の1回でかまいません。 冬期の水やりは午後2時までに行い、夕方には用土の表面が乾いている状態にしておきましょう。夜間に凍結すると茎葉を傷めてしまいます。 *追肥 テーブルビートの追肥は、最終の間引きが終わったタイミングで与えましょう。 収穫までの期間が種まきから約2か月と短いので、追肥はこの1回のみで大丈夫です。 1回あたりの追肥の量ですが、コンテナ栽培では、1株あたり普通化成肥料を3～5g、株の周辺にパラパラとまいて、表面の用土と軽く混ぜ合わせてから株元に寄せておきます。 露地栽培では、1㎡あたり普通化成肥料を20～30g、畝間にまいて、周辺の用土と軽く混ぜ合わせてから畝の肩に寄せておきます。 *追肥のコツとヒント 根の肥大が勢いづく収穫前の10日～14日がもっとも肥料を必要とする時期です。 根の肥大が始まってから収穫までは、肥料切れを起こさないようにしましょう。 追肥では効きの速い（即効性）の肥料を与えるのがポイントです。 水やりの代わりに2週間に1回程度、薄めた液肥を与えてもかまいません。 *トンネル掛け テーブルビートは耐寒性がありますが、低温期になって地温が15℃を下回ると、苗の生育が悪くなります。 気温の低い地域や晩秋以降は、透明ビニールのトンネル掛けをして、低温対策を行ってやりましょう。 トンネル掛けで保温してやると、低温期の生育が良くなり、収穫までも早くなります。 また、春以降は害虫の被害に遭いやすい時期です。 被覆資材を寒冷紗や防虫ネットに切り替えると、害虫の飛来を予防できます。 *収穫 テーブルビートの収穫適期は、種まきから60日～70日が目安です。 品種によって収穫までの日数は前後します。 収穫が遅れると、根が固くなって筋が入り、食感が落ちてしまいます。 適期を逃さないように根が肥大したものから順次収穫しましょう。 収穫時期を見た目で判断するときは、土から見えている肩の部分が5～6cmになった頃です。根元付近の茎葉を手で掴んで、一気に引き抜きましょう。 *収穫のコツとヒント 手で引き抜くのが困難なときは、先に地上部の茎葉を根元から切り落として、根の周辺にスコップを入れて掘り起こす方法がおすすめです。 残っている未収穫の株を傷めないように、抜き取った後の穴は必ず埋めておきましょう。 冬期は地上部の茎葉を切って根だけを土中に埋めておくと、春先まで畑で保存することができます。 *病害対策 テーブルビートに発生しやすい病害は、軟腐病・そう根病・褐斑病・根腐れ病・葉腐れ病・黒根病・苗立枯病などです。 中でも良くかかるのは軟腐病で、症状は葉が萎れたり地際部分の辺りが腐ったりします。 病害が発生する主な原因は、土壌が多湿気味、土壌酸度が合っていない、低温または高温が長く続くなどです。 病害の発生を予防するためには、多湿を避ける、日当たりのよい場所で育てる、適正な株間の確保を行う、用土を丁寧に耕して水はけの良い土壌作りを心掛けましょう。 病害が発生したら、感染した茎葉を早めに摘み取って必ず場外で処分します。 被害株をそのまま放置すると、菌やウイルスが水やりや降雨などで広がって他の株に感染していきます。 また、使用した道具の使いまわしは感染源になるので、使用後は必ず消毒しておきましょう。 *害虫対策 テーブルビート栽培でよく見かける害虫は、ハモグリバエ、ヨトウガ、シロオビノメイガ、テンサイハモグリハナバエ、カメノコハムシなどです。 春まきや初秋まきなど気温が高い時期の栽培では害虫が発生しやすくなります。 害虫は早期発見に心がけ、見つけ次第除去するようにしましょう。 栽培時に出る残渣（落ち葉や枯葉）はこまめに撤去し、株元が込み合ったら摘葉して風通しを良くすることで、害虫の住処をなくすことができます。 苗が小さいうちは防虫ネットや寒冷紗のトンネル掛けも有効な害虫対策となります。 自分の畑だけを対策しても、周辺の無対策の畑や雑草地に囲まれている畑などから害虫は次々と飛来してくるからです。 害虫の数が増えて自力で駆除できなくなる前に、人体への影響が少ない薬剤を使うことも検討しましょう。