Au Revoir(合奏版初演) 作曲:青山涼 クリスタルマンドリンアンサンブル第35回定期演奏会 скачать в хорошем качестве

Au Revoir(合奏版初演) 作曲:青山涼 クリスタルマンドリンアンサンブル第35回定期演奏会

作曲・指揮 青山涼 演奏 クリスタルマンドリンアンサンブル 四重奏&合奏版スコア・パート譜セット5,000円(税・手数料別) 全パートdiv.なし 四重奏単体スコア&パート譜セット 3,500円(税・手数料別) 全パートdiv.なし BASEでも楽譜販売中！(ダウンロード販売はWeb版のみ)→https://ryoaoyama.thebase.in 四重奏版スコアは弦色浪漫15に収録 四重奏版演奏→   • Au Revoir(青山涼)/青山忠マンドリンアンサンブル   Mdn.1&2,Mla.,Mc.,Gtr.の五重奏版のご注文はホームページからのみ受け付けております。 お問い合わせはこちらまで→http://aoya-ma-ndolin.p2.bindsite.jp/... 2020.2.9 武蔵野市民文化会館 長めの解説→https://note.com/mandolinote/n/nf9c7e... ↓スコアを閲覧できる解説動画    • 「Au Revor」 解説配信   以下、ご自由に引用していただいて構いません。 【解説】 　フランス語で「さようなら」を意味するあいさつ、Au Revoir。Adieuも同じく別れのあいさつに使われる言葉だが、後者が長い別れの際に使う語であることに対して前者はまた会おう、と近いうちの再会を願うニュアンスを含んでいる。この二つの語の違いを知ったのはルイ・マル監督作「さよならこどもたち」を鑑賞したことがきっかけだが、本曲のテーマは映画の内容とは関係がない。 　2019年2月に祖父が老衰で亡くなった。幸福なことに私と家族はその死を看取ることができ、私は人が静かに安らかに永い眠りにつく瞬間を目の当たりにした。葬儀を終えて非日常から日常へと移るにつれて、年とともに言葉を交わすことも少なくなっていた祖父に対する後悔が湧き出していた。そんな感情のさなか、遺品を調べていて見つけたのが祖父の日記だった。そこにはだんだんと離れていく私との距離を祖父がさびしく感じていたこと、そしてそのさびしさは故郷に残して亡くなった自分の母も感じていただろうということが綴られていた。祖父はそれを世代が変わって繰り返すさびしさだと記していた。これを読んで、私は自分の後悔への捉え方が変わったし、後悔を少し受け入れられたように思う。 　Au Revoirという別れと再会の意味をもつこの言葉は、二度と会えない別れをしたのにもう一度だけでいいから会いたいと思ってしまうありふれた、しかし矛盾した感情を表しているように私は感じる。私が本曲で表現したかったのは、後悔や悲しみ、矛盾した感情を優しく包み込むように肯定する希望だ。もしも後悔があって、それに苦しんでいる人がいたら私は「その苦しむ時間が大切なんだ」と伝えたい。本曲がそれを多くの人に伝えることができれば幸いだ。(作曲者記) #mandolin #マンドリン #青山涼