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2012.09.02 千原郷友会（嘉手納町エイサーまつり）

2012年9月2日（旧7/16）19:12～　＠新町通り　～嘉手納町エイサーまつり～ 【曲目】①久高節②仲順流れ③越来ヨー節④イチュビ小節⑤伊集のガマク小節⑥収納奉行節⑦唐船ドーイ 　千原（せんばる）は西暦1800年頃、首里、那覇、久米村などから移住してきた士族によって形成された小集落「屋取り（やーどぅい）」集落であり、後に字千原として独立し、戦前まで農業や百合栽培などで発展しました。 　戦後は嘉手納を中心に、北谷、読谷、具志川、沖縄市などに、離れ離れに住み着いたものの、1960年に千原郷友会を結成し、エイサーや伝統行事の継承と会員の絆を深めながら活動を続け現在に至っています。 　千原エイサーの特徴の一つは男性だけで踊るエイサーであり、それは戦前の社会的な風潮で士族階級のしきたりが厳しく、女性を加えなかった為と言われています。また、曲目の「仲順流り節」の前に歌われる歌詞に「南無阿弥陀仏」と言う仏教の言葉が出てきます。これには昔の人々による、祖先の御霊（みたま）に対する供養の気持ちが感じられます。さらに久高節をはじめ曲目の随所に空手の型が取り入れられています。これがエイサー全体に反映し、最初から最後までテンポよく、生き生きとした勇壮活発で男性的なダイナミックなエイサーになっています。 　また、50～80歳代の先輩と若い青年が一緒に踊ることができ、互いに刺激を受けながらそれぞれの技を研鑽し、旧暦7月16日のエイサー道ジュネーを毎年特別な気持ちで迎えています。 （第56回沖縄全島エイサーまつり(2011)　パンフレットより抜粋)