【闘医】#５「空を飛ぶ価値」疼痛治療科統括部長・服部政治 скачать в хорошем качестве

【闘医】#５「空を飛ぶ価値」疼痛治療科統括部長・服部政治

「医療ドキュメンタリー番組『闘医』」 医療現場で日々、汗を流す医師たちの奮闘を描くドキュメンタリー番組。 “生命だけは平等だ”の理念の下、いつでも、どこでも患者さんと向き合い、懸命に診療にあたる姿や、知識・技術の研鑽に努め、それを後進に伝える様子などを紹介します。 今回は沖縄本島の中部にあり、最新鋭の設備を完備した中部徳洲会病院で、がん疼痛治療に力を注ぐ服部政治に密着。服部は神経ブロックや脊髄鎮痛法といったがんの痛みを緩和する治療を30年ほど行ってきた。 東京にあるがん専門病院などに勤務した後、この沖縄にある中部徳洲会病院に赴任して６年。同院を拠点に沖縄や鹿児島の離島、そして全国各地にも、こうした高度ながん疼痛治療をすべく、週に１度は応援診療に赴いている。 　服部は長年、自らの技術を伝授してきた同院の前知子医師と一緒に鹿児島の離島・沖永良部島へ。移動手段は徳洲会グループが自主運航する軽飛行機「徳洲号」。服部らは、その徳洲号に乗り、近年、新築移転し、本島の基幹医療施設と変わらないほどの設備を有する沖永良部徳洲会病院へ移動。 二人は肺がん患者に脊髄鎮痛法治療を実施。設備は充実していながらも、専門医がいない沖永良部徳洲会病院において、服部らの定期的な応援診療は、離島に住むがん患者らに心身の緩和をもたらし、また経済的にも大きな助けとなっている。 そして、この離島への応援診療は、近年深刻な問題となっているがん疼痛治療医師の不足にも一役買っている。一般の病院では、こうした脊髄鎮痛法などの手術は年間数例しか行えず、若手医師の育成が難しい状況にあるという。しかし、服部らは年間50件ほどの手術を行っており、若手医師にとっても成長できる環境となっている。がんの痛みを緩和するため日々、奮闘する闘医たち、その様子を描いていく。