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エジプト外相 原因は同胞団側

エジプトで、大統領職を解任されたモルシ氏の支持者と治安部隊との衝突で、多数の死者が出たことについて、暫定政府のファハミ外相はＮＨＫとのインタビューで、衝突の原因はモルシ氏の支持母体であるムスリム同胞団側にあるとして、対決姿勢を鮮明にしました。 エジプトでは、２６日から２７日にかけて、大統領職を解任されたモルシ氏の支持母体であるムスリム同胞団のデモ隊と、治安部隊が首都カイロなど各地で衝突し、８０人が死亡しました。 これについて、暫定政府のファハミ外相が、日本のメディアでは初めてＮＨＫの単独インタビューに応じ、「われわれは敵対するつもりはなく、暴力を行使したのはあくまでも彼らだ」と述べて、衝突の原因は、攻撃をしかけてきた同胞団側にあると主張しました。 そのうえで、「われわれは法律にのっとり、治安の回復に乗り出す用意がある。まずは、同胞団側が、支持者に暴力を止めさせるのが事態沈静化への第一歩だ」と述べて、ムスリム同胞団への対決姿勢を鮮明にしました。 ファハミ外相は、これまでアメリカ駐在の大使を務めたほか、１９９０年代には日本駐在の大使を務めたこともあり、治安面の問題が解決すれば日本からの投資や観光客が戻ってほしいとの期待も示しました。