湖畔から田沢湖の魅力を発信！　誰にも負けない“田沢湖愛”でサウナやカフェの運営に奮闘　秋田・仙北市 (25/02/07 скачать в хорошем качестве

湖畔から田沢湖の魅力を発信！　誰にも負けない“田沢湖愛”でサウナやカフェの運営に奮闘　秋田・仙北市 (25/02/07

秋田県仙北市にある田沢湖の魅力を発信しようと、湖のほとりで地域おこしに奮闘している男性がいます。湖の豊かさやきれいさ、素晴らしさを伝えようとサウナやカフェ経営に取り組む男性の思いを紹介します。 日本一の深さを誇る仙北市の田沢湖。 美しい水色の湖を見ようと、多くの観光客が訪れています。 その田沢湖のほとりに、2024年4月に新たなスポット「coffee & gallery zawazawa（ざわざわ）」がオープンしました。店を開いたのは、仙北市田沢湖で生まれ育った八嶋誠さん（35）です。 八嶋さんは、2019年まで東京の広告代理店に勤め、SNSなどを活用した企業マーケティングを行っていました。「地元・田沢湖を盛り上げたい」という思いから、秋田県の「若者チャレンジ応援事業」に応募。採択されたことをきっかけに、2020年に古里に戻り、会社を立ち上げました。 八嶋さんは「自分の生活圏が豊かになるようなサービスづくりをしていて、そこに雇用も生むことによって若い人の活躍の場をつくろうと頑張っている」と話します。 初めに八嶋さんが取り組んだのは、田沢湖を目の前にした絶景のロケーションで楽しむ「テントサウナ」です。夏は湖に、冬は雪にダイブ！大自然の中でサウナを堪能できる田沢湖での新たな体験を生み出しました。 サウナの次はカフェ。カフェを開こうと考えたのは、サウナで提供しているコーヒーがきっかけでした。 カフェを開いた経緯について、八嶋さんは「角館の武家屋敷とか乳頭温泉郷とかたくさんある中で、田沢湖の湖畔周りに飲食店があまりない。私欲もちょっとあるが、田沢湖を見ながらおいしいコーヒーを飲みたいというのがきっかけ」と話します。 八嶋さんは、写真館だった空き家を地元の有志とともに改装し、1年かけてカフェを完成させました。店名の「zawazawa」は、田沢湖の「ざわ」と、人々が「ざわざわ」と集まり街が活気づくようにという思いから名付けました。 店内は写真館の面影が残るレトロな雰囲気です。自家焙煎のコーヒーを作る部屋も元は映写室でした。カフェでは自慢のコーヒーにぴったりな手作りのスコーンや、田沢湖の水色をイメージしたクラフトコーラが楽しめます。 また店の一角には、県内で活躍する写真家が田沢湖の美しい景色を撮影した写真ギャラリーもあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。 「地元にいると田沢湖を見に来る機会が少ない。わざわざ行こうと思わないが、地元の人が年に3回もカフェに来て『田沢湖の美しさと豊かさに気付きました』という声が多かったり、『気持ちが沈んでいたけどコーヒーを飲んでちょっと癒やされました』という声もあった」と話す八嶋さん。 地元の人々も田沢湖の魅力を再発見する場になっている「zawazawa」。この日は海外から訪れた観光客の姿もありました。 香港から訪れた観光客は「インターネットですごい高評価だったのでこの店に来ました。星4つだった。田沢湖はとてもきれい」と感激した様子でした。 サウナ、カフェと挑戦してきた八嶋さんは、今後について「カフェとかサウナとか、この空間を通して田沢湖の豊かさやきれいさ、素晴らしさを伝えるのが役割だと思うので、地元の人にもそうだが、観光客に、この場所があることによって田沢湖がより良く映えるような場所にしていきたい」と意気込みます。 これからも八嶋さんは、「湖の魅力を伝えたい」という誰にも負けない“田沢湖愛”で地域を盛り上げていきます。