コストを抑えつつ、暖かい家を作るには？一級建築士が解説【注文住宅】 скачать в хорошем качестве

コストを抑えつつ、暖かい家を作るには？一級建築士が解説【注文住宅】

岡山県倉敷市でパッシブ和モダンの注文住宅を手がけている工務店、木絆（きずな）。家づくりをお考えの方へ、女性一級建築士がお役立ち情報をお届けするシリーズの第3弾。ランニングコストを抑えつつ、暖かい家を作る方法をご紹介します。 家の「断熱」について詳しく解説している動画はコチラ    • 【まるごと家づくり】断熱   知っトク！家づくり【注文住宅】シリーズ動画の再生リストはコチラ    • 知っトク！家づくり【注文住宅】   木絆の家の施工実例等は、インスタグラムで。   / kidzuna   木絆の家について詳しくお伝えしている公式サイト https://kidzuna.com/ 木絆の家づくり無料メール講座、ぜひご登録を！ https://kidzuna.com/learning/ ＜動画チャプター＞ 00:00 オープニング 00:26 ポイント①コンパクトな家に住む 03:03 ポイント②断熱・気密性能を高める 05:14 ポイント③省エネ性能の高い暖房器具を用いる 08:40 今回のまとめ ＜動画の内容＞ ◆オープニング 木絆の「ご相談」建築士、守屋です。家づくりを考えている方にお役立ち情報をお届けしていくこのシリーズ。今日は、コストを抑えて暖かい家を作る方法を3つのポイントに絞ってお話をしていきます。 ◆ポイント①コンパクトな家に住む まず、ひとつ目のポイントですが、コンパクトな家に住むということです。大きな家は、暖めないといけない空気の量が多いので、その分たくさんの暖房器具が必要になります。それに対し、小さい家は、エアコンの数も少なくてすみますし、光熱費も安くなります。 家を建てる前に、大きな家がいいと言われる方と、コンパクトな家でいいと言う方、そこまで考えていない方もいらっしゃいますが、ここは、しっかりと、いちばん最初に考えていただきたいポイントです。 小さな家に住むメリットは、先ほど言ったように光熱費も当然安くなり、建築費用も安くなります。また、お掃除も楽になり、固定資産税も安くなります。そして、無駄なものを買うこともなくなる。あとは、生活のしやすさなど、メリットが数多く挙げられると思います。 逆に、大きな家にするメリットは、ご自分の満足感なのかなという気がします。友達がたくさん来たときに、みんなでワイワイできる楽しさや、子供たちと家のなかでいろんなことをして遊ぶ楽しさ。そういう満足感は、すごく得られるのでいいのかなと思いますが… そこにかける建築費、それから維持費など、どれくらいの金額になるか考えて、そこまで自分たちの生活に必要かどうかということを、家づくりの大きな要としてじっくりと考えてみてください。 ◆ポイント②断熱・気密性能を高める ふたつ目は、断熱性能と気密性能です。これは、みなさんもよくご存知かもしれませんが、家の断熱性能を良くしておけば、エアコン1台で暖まる家も実現できます。 それに対し、断熱性能と機密性能の悪い家は、暖房器具をたくさん、あるいは長くつけていただかないと暖まらないので、ランニングコストを考えると、断熱性能・機密性能を良くしておくことがベストです。 断熱性能と機密性能を高めるには、断熱材を家の中に入れる必要があります。そして、性能のいいものをたくさん入れれば断熱性能はどんどん上がっていきます。窓とか玄関ドアも性能のいいものを入れると、だいぶ家の中の暖まり方が変わってきます。 しかし、そういうものをよくしようとすると建築コストは上がっていきます。先ほど言ったコンパクトな家にするのは、コストが下がる方向でしたが、断熱・気密性能を高めていくのは、建築費用としては上がっていく方向になります。 なので、家も大きくて、断熱性能・気密性能を高めようとすると、かなり建築コストが上がることを覚悟して、取り組んでいただく必要があります。 この断熱・気密性能については、以前の動画でもご紹介をしていますので、概要欄にURLを貼り付けておきます。ご興味のある方はぜひ、そちらもご覧になってみてください。 ◆ポイント③省エネ性能の高い暖房器具を用いる それでは最後、3つ目のポイントは、暖房器具自体を省エネ性能の高いものにするということです。たとえば、電気ストーブを使われている方もいらっしゃると思いますが、電気ストーブで200Wの熱を出そうとすると、それ自体も200Wを消費します。それに対し、エアコンで200Wの熱を出そうとした場合、消費電力は50Wくらいです。 つまり、同じ熱を出すにはエアコンの方が少しの電気代で済みます。また、エアコンの中でも省エネ性能の良いものにしていただくと、さらに電気代を節約することができます。 ですから、断熱性能をすごく良くしたけれど全部電気ストーブという場合と、断熱性能はそれほどではないけれど省エネ性能が高いエアコンのみを使っている場合。じつは後者の場合も、電気代は安く済むかもしれません。なので、この辺りはバランスです。 ある程度温暖な地域に住まわれている方、たとえば、国の指標の断熱区分が5とか6以上の方。瀬戸内海沿岸部とか、太平洋と接する平野部とか、そういうところに住まわれている方は、冬場でも、マイナス2℃を下回ることはなかなかないと思います。マイナス10℃なんて、ほぼ体験しません。 そういう方は、その地域でこれくらいあればいいという断熱性能・気密性能にしていただきながら、暖房器具を省エネ性能の高いものにするという考え方もありかなと思います。 やってはいけないと思うのは、断熱性能は非常に良いけれど、すごく古いエアコンを使ったり、電気代がすごくかかるものを用いたりすること。これはとてももったいないので、断熱・気密性能を良くされた方はぜひ、省エネ性能の高い暖房器具をチョイスしてください。 ◆今回のまとめ 3つのポイントをご紹介してきましたが、高気密・高断熱にする、ふたつ目のポイント。これはもう、みなさん、必須というか、レベルとして、どれくらいまでするかということはありますが、必ずしていただきたいポイントです。 また、家の大きさも、いま考えているものよりちょっと小さくてもいいのでは、という方向で考えていただければと思います。 そして、暖房器具。選ぼうとしている暖房器具の中で少しでも省エネ度の高いものを導入するという考えで、チョイスをしてみてください。 次回は、1台のエアコンで家全体を暖めるシステムをご紹介していきたいと思います。それではまた、お会いしましょう。 #注文住宅 #暖かい家 #電気代