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「三津山」 [歌詞] 足引きの、大和の国三津山の、昔を語るに、よも古(いにし)へに楢(なら)の葉や、 膳夫(かしわで)の公成(きんなり)といふ人ありけり。 その頃耳成(みみなし)の里に、桂子と申す女あり。 また畝傍(うねび)の里に、桜子といへる優女(ゆうじょ)ありしに、 かの膳夫(かしわで)の公成(きんなり)に、 契りをこめて玉櫛笥(たまくしげ)、二道(ふたみち)かくる蜘蛛(さきがに)の、 いと浅からぬ思ひ夫(づま)、月の夜(よ)雨の夜半(よわ)とても、 心を染めて通ふ神、[合] 住み家も二つの里なれば、 月よ花よと争ひしに、この桜子になびきてぞ、[合] 耳成(みみなし)の里へは来ざりける。 [手事] その時桂子恨み侘び、さては我が身も変はる世の、 夢も暫しの桜子に、心を寄せてこなたをば、 忘れ忍(しのぶ)の軒の草、はや離(か)れがれになりぬるは、 もとよりも頼まれぬ、二道なればこのままに、 住み果つべしと思ひきや、[合の手] ただ何事も、 時に従ふ世の慣らひ、ことさら春の頃なれば、 盛りなる桜子に、移る人をば恨むまじ。 [手事] 我は花なき桂子の、我が身を知れば春ながら、 秋にならんも理(ことわり)や。 さるほどに起きもせず、寝もせで夜半(よわ)を明かしては、 春のものとて長雨(ながめ)降る、夕暮れに立ち出でて、 入相(いりあい)もつくづくと、南は香具山、 西は畝傍(うねび)の山に咲く、桜子の里見れば、 さらに他目(よそめ)も花やかに、 羨ましくぞ思ほゆる。 あら恐ろしの山風や、我は畝傍(うねび)の里に住む、 桜子という者なるが、かやうに物に狂ふぞや。 因果の花につき慕ふ、嵐をよけて賜(た)び給へ。 [合の手] 光り散る、月の桂も花ぞかし、 もとより(も)ときあ(な)る春の花、 咲くは僻事(ひがごと)なきものを、 花もの言はずと聞きつるに、 など言の葉を聞かすらん、 春幾何(いくばく)の身にしありて、 影唇を動かすなり。 さて花は散りても、またもや咲かん、 春は年どし、頃は弥生の、雲となり桜子、雲となり桜子、 花は根に帰り、妬(ねた)さも妬し後妻(のちつま)を、 打ち散らし打ち散らす、打てども去らぬは煩悩の、 犬桜花に伏して泣き叫ぶ、悩み乱るる花心、 有明桜光り添ふ、月の桂子一つ夜に、 二道かくる三つの山、争ひ立つや春霞、 天の香具山畝傍山、たなびきそめて耳成(みなし)山、 春の夜みちてほのぼのと、東雲(しののめ)の空となりにけり。 [調弦] 三絃:三下り-本調子-二上り-高三下り-高本調子 箏 :半雲井調子-平調子-中空調子 [作曲] 光崎検校 箏手付:八重崎検校 [作詞] 後楽園四明居(三井次郎右衛門) [初出] 詞章は天保13(1842)年刊『琴曲新千代の寿』 歌本では京都系:明治3(1870)年の『新うたのはやし』 大阪系:明治13(1880)年版の『歌曲温習考』 手事物。三井高英作詞。天保(1830~44)ごろ活躍し、純箏曲の復興者として有名な光崎検校(不明~嘉永6(1853)頃)が作曲。それに名手 八重崎検校(安永5(1776)頃~嘉永元(1848))が箏手付けをした。三味線は三下がりからすぐに「古(いにしへ)に」で本調子、手事があって中歌で二上り、また手事ががあって後歌で三下りから本調子。箏は半雲井調子、平調子、中空調子と転調。歌詞は地唄としては珍しく物語り風で長い。三津山とは香具山(かぐやま)、耳成山(みみなしやま)、畝傍山(うねびやま)という大和三山のことで、この三つの山が神代に争った事があるという伝説をふまえ、膳夫(拍手:かしわで)の公成(きんなり)という人を、耳成の里の桂子と畝傍の里の桜子という遊女が争うという筋。前半は桂子の恨みから狂乱、後半は桜子の狂乱となる。 手事が二回あり、調子もたびたび変わるが、歌がむずかしくあまり演奏されない。光崎は「五段砧」 「秋風の曲」など箏曲の画期的な作品で知られているが、この様な三味線の大曲も作っている。 (邦楽百科事典、音楽之友社 より)