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フルサイズ機は被写界深度が浅く、大きなボケ表現が楽しめるのが魅力。しかし、手前から奥まで被写界深度内に収めたパンフォーカス撮影は苦手です。小絞りボケによる解像とコントラスト低下覚悟でF22まで絞っても、被写界深度が深いはずの広角撮影でさえ、奥行きのある風景をパンフォーカス撮影するのはむずかしい。 そんなとき威力を発揮するのが、ピント位置を少しずつズラしながら撮影(フォーカスブラケット撮影)した複数の写真をピントの合った部分だけ抽出し、重ね合わせることで非常に深い被写界深度を実現する「深度合成」。最近のミラーレスカメラには、ピント位置を自動的にズラしながら撮影してくれるフォーカスブラケット(ニコンはフォーカスシフト)という機能が搭載されているが、こうして撮影した素材をカメラ内で深度合成できるのは、こうしたコンピュテーショナルフォトグラフィの先駆け的存在であるOM SYSTEMを除けば、EOS R3以降のキヤノンEOS Rシリーズだけだと思う(事実誤認があればお知らせください)。 フォーカスシフト&深度合成は、三脚を使ってがっちり固定撮影するのが基本ですが、EOS R5 MarkIIなどはレンスISとボディISの協調制御ISが強力で、比較的広角の撮影でなら、手持ちでも深度合成が成功する確率が高いです。今回の動画は、RF24-240mm F4-6.3 IS USMを装着したEOS R5 MarkIIを使って、手持ちで深度合成撮影するシーンを収録。深度合成で留意すべきポイントにも触れています。まあ、そういう小難しい話ではないので、ひたち海浜公園のネモフィラの丘を見ながら気楽に視聴いただければ幸いです。