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東京都議会　自民が小池都知事をけん制「情報公開を」

東京都議会は、築地市場跡地の再開発に関する各会派の小池知事への質疑応答を3月4日に行うことに決めました。対立を深める自民党は小池知事の公約を持ち出して「情報公開を一丁目一番地にしているのであれば、しっかりと答えてほしい」と話しています。 　都議会・経済港湾委員会では、3月4日に小池知事に対して、築地再開発の方針が変わったいきさつについて一問一答形式で説明を求める質疑が行われます。質疑が開かれる予定の「第15委員会室」は都議会で一番広い部屋で、重要な審議をする時に使用されるものです。ここは、かつて猪瀬元知事や舛添前知事を巡る問題も審議された部屋で、通常の部屋よりも多く傍聴人が入れます。 　小池知事は2月22日の記者会見で「説明責任はこれからもしっかりと果たしていきたい。都民に分かりやすく、しっかりとお伝えしたい」と述べ、委員会での質疑を通じて説明責任を果たしていくとしました。 　都議会はこの質疑を行うかどうかで各会派の意見が対立し、本会議の審議が11時間も遅れるなどの異例の事態に発展しましたが、最終的に質疑が行われることで全ての会派が合意し、混乱は収束しました。 　これまで、小池知事に対して強く説明を求めてきた自民党は「説明をしっかり果たしてもらった上で、われわれをどのように知事が説得するのか。（議員は）都民の代表者なので、しっかり聞きたい。情報公開を一丁目一番地にしているのであれば、しっかりと答えてもらいたい」（山崎一輝都議）と述べるなど、質疑について強い意欲を示しています。一方、知事を支持する都議会の最大会派・都民ファーストの会の小山有彦都議は「（本会議の）代表質問・一般質問の知事の見解や答弁を受けた上で、委員会の質疑に臨む。知事がどのように考えているのか、多くの都民に理解を得る上でしっかりと答弁してもらうということ」と話しています。 　記者会見で問われた小池知事は「食文化は確実に築地にあったわけで、それを大切にしたい。全く考え方は変わっていない」と述べました。