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コース戦略①　無論、技術を磨くことも大事ですが、皆さん、もっと頭を使ってコースを戦略的に攻めればスコアを格段に上げられるはず、との狙いで、ゴルフ脳を鍛える講義、第一弾《第76回》

今回の動画、冒頭部でも触れていますが、もうかれこれ25年くらい前の話。今でもお世話になっている、とある有名プロとプライベートでラウンドさせてもらい、後半9ホールは、ほぼ全打、そのプロの指示どおりに打ちました。そうして上がってみたら何と2オーバーだったんです。当時、練習量もそれなりに、体力的にも健康的にも何一つ不安なくゴルフに打ち込めていた頃で、ハーフ30台も年に何度か出ていました。でもトッププロと一緒にバックティからのプレー、となると別モノです。あまり下手なことはできない、サッサとプレーしなくてはいけない、といった独特の緊張感の中、ボギーペースで回るようなプレーができれば、まぁ、御の字です。それが2オーバーと、アマチュアプレーヤーとしては十分自慢できるスコアで回れたのです。でも正直、うれしい、というよりキョトン？？？……。その時一緒に回ってくれた別のプロに「伊藤さん、頭の中が？マークでいっぱいって顔してますよ」と笑われたのも覚えています。 今や、知識もキャリアも年齢も積み重ねた一方、体力は格段に落ちて、あの頃との比較はどうにもできませんが、もし仮にしっかりとした準備を整え、湯原プロの指示どおりにラウンドしたとしたら……。間違いなく自分で判断してプレーするよりもスコアはよくなるでしょう。「えっ？　このクラブであそこ狙うんですか」「そうだよ。あそこが一番安全だろ」とか叱られながらも(笑)。きっと皆さんが、もし自分だったら、と想像しつつ聴講されるであろう講義、その１回目、スタートします。 ゴルフ界随一の理論派プロ 　代名詞は切れ味鋭いアイアンショット 　　東京国際大ゴルフ部監督 湯原信光 ゆはら・のぶみつ／1957年８月14日生まれ、東京都出身。レギュラーツアー通算７勝、シニアツアー通算1勝。東京国際大学所属 　７歳からゴルフを始め、74、75年と日本ジュニアゴルフ選手権制覇。日本大学櫻丘高校から日本大学経済学部に進学し、ゴルフ部へ入部。79年日本アマチュアゴルフ選手権を含む、27回の優勝を達成し、卒業後80年プロ転向。学生時代から定評のあった美しいスイングに磨きをかけ、日本を代表するショットメーカーとして君臨、一世を風靡した。 　特筆すべきはパーオン率の高さ。記録の残る85年以降2005年までの21シーズン中、19シーズンでベスト10入り。98、00、01年は1位に輝く。 　2013年７月、東京国際大学特命教授、および同大学ゴルフ部監督に就任。現役ツアープロがフルタイムで学生を指導する先駆者となった。 　ツアープロ、大学教授、ゴルフ部監督と“三足の草鞋”を履きながら22年4月、日本大学大学院 総合社会情報研究科 博士前期課程 人間科学専攻に入学。さらなるゴルフ理論を追究しつつ、入学５年後の博士号取得に向けて現在奮闘中。 《目次》 00:00 ゴルフ脳を働かせる 01:19 攻め方の改革は容易 02:33 見えるところに置く 05:12 森口祐子プロは… 06:49 各自持ち味を生かす 08:49 刻むにしても… 10:51 今回のまとめ ▼当チャンネルURLはこちら    / @n.yuhara-golf32   ＃ゴルフの知識を深める