技研製作所が新拠点から新年初の出荷セレモニー　“くい打ち機ミュージアム”もオープンへ　【高知】 (23/01/06 скачать в хорошем качестве

技研製作所が新拠点から新年初の出荷セレモニー　“くい打ち機ミュージアム”もオープンへ　【高知】 (23/01/06

高知市の機械メーカー・技研製作所の新しい拠点が香南市に誕生。きょう今年初の出荷を行いました。 技研製作所はきょうが仕事始めです。新年最初の出荷には森部 慎之助社長をはじめ社員130人が集まり、納入する機械で安全に工事ができるよう祈願しました。 出荷されたのは主力製品のサイレントパイラー3台です。技研製作所・サイレントパイラーは油圧を使う「くい打ち機」で振動や騒音が少なく狭い場所でも工事ができます。1975年の開発以来3800台あまりが生産されていて、40以上の国や地域で使われています。サイレントパイラーは福岡・神奈川・愛媛に向け出荷されていきました。 また、創業者である北村 精男会長と兄の故・北村 精章元会長の銅像が建てられ、さらなる飛躍を願いました。実は、きょうセレモニーが行われた場所は北村会長の地元・香南市に作った新拠点「REDHILL1967」です。 一部はまだ建設中ですが広大な敷地には技研製作所が世界に誇る製品や技術の展示などを行う4つの施設が設けられています。注目は世界のくい打ち機50台が展示されている「世界くい打ち機ミュージアム」です。 石井 愛子リポート 「建物の中に入ると、このようにずらーっと様々なくい打ち機が並んでいて…こちら記念すべきサイレントパイラー第1号機も展示されています」 1号機は振動や騒音が少ないという性能が評価され歴史に残る機械技術として「機械遺産」に認定されています。 このほか18世紀頃ドイツやイギリスで使われていたものや、人力で動かしていたものなどくい打ち機の歴史や進化を知ることができます。 技研製作所・森部 慎之助社長 「ここに来ていただければ技研の機械、工法が一目で分かると。一般の方にもこういう工法を知っていただき、身の回りのインフラをこういうふうになってほしいと思ってほしいという目的ですので、そういう施設として活用していきたい」 「REDHILL1967」は今年4月のグランドオープンを予定していて一般の人も見学できます。