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小池知事がきょう、ことし最後の定例会見に臨み、就任からの半年を振り返るとともに、4年後に向けた新たな政策も打ち出しました。 小池知事は8月の就任からさまざまな課題に取り組み「小池劇場」とも呼ばれました。ことし最後の定例会見に臨んだ小池知事は、この半年間について「私のライフサイクルは10年に1回ぐらいは大爆発することがあって、ことしは爆発の年になった」と振り返りました。 小池知事が就任直後、まず直面したのが、市場の移転問題です。計画通りの盛り土がされておらず、地下に広がった空間に国の基準を上回る有害物質を含む水が見つかりました。この問題について、小池知事はきょうの会見でも「築地の皆さま方には卸、仲卸、青果それぞれ話を伺ってヒアリングも行っている。『安全性の確認』を引き続き重点的に行っていきたい」と述べました。また、事業者から求められている築地市場の視察は年明け以降になるとの見通しを示しました。さらに、計画変更の経緯を当時の石原知事から改めて直接話を聴きたいとして「考えてみると、五輪の問題も豊洲の問題も結局は石原知事からの出発点というのが多い。これについて私から改めて話を聴きたいと思う」と述べました。 この半年間で矢継ぎ早に新たな課題に取り組んできた小池知事は、締めくくりの会見でも新たな政策を打ち出しました。東京の「2020年に向けた政策の実行プラン」として、都道への新たな電柱設置を原則として禁止する条例をつくることや、さらに7万人分の待機児童対策を実施することなどを挙げました。 小池知事はきょうの会見で「これからの道のりは決して楽しいだけではない、だけどやりがいは多い。東京にとって一番重要な時に私を(知事に)選んでいただいているのは責任が重いし、一つずつ(目標を)達成していくようにしていきたい」と語りました。 半年でさまざまな課題に着手した小池知事ですが、思い描いた東京を実現できるのか、今後の知事の手腕が問われています。 小池知事は2020年に向けた新たな実行プランとして「在宅勤務を増やす」といった働き方改革や、ごみを減らすため「レジ袋の無料配布ゼロを目指すこと」など、幅広い分野の目標を盛り込んでいます。