馬事公苑 / 秋 2024 / 私の好きな馬 / 障害飛躍練習風景 скачать в хорошем качестве

馬事公苑 / 秋 2024 / 私の好きな馬 / 障害飛躍練習風景

私の好きな馬をハイスピードで撮影しました。馬事公苑の秋は、もうすぐ紅葉をむかえます。今回はベテランのライダーが騎乗している練習風景を撮らせて頂きました。ところが2回目の障害 でライダーが思わぬ落馬を起こしました。しかし、普段から意志の疎通を十分にとっているこの人馬にとっては、見事、落馬事故を回避しました。その後の3,4回目の障害飛躍では、なんなりと安定した飛躍でクリアーしていました。さすがJRA人馬ですね♪2024 秋 【障害飛越競技について】 障害飛越競技は、馬術競技の一つで、飛び越さなければ通過できない障害施設を定められたコースに沿って、乗馬して通過する技術を競う競技です。障害物の大きさは、最大で高さ160センチメートル、奥行き200センチメートルのものもあります。今回ご覧頂いたのは垂直障害の練習風景です。２2,3の障害を連続で飛ぶことをコンビネーションといいます。今回の動画でご覧頂いた落馬シーンは、そのコンビネーションジャンプの練習でした。 馬が高くジャンプするためには、助走が必要で障害が高ければ高いほど、長い助走が必要になります。障害の高さや種類に応じて、十分な助走が取れるように、ライダー（騎手）は馬を上手くコントロールする必要があります。飛越時も鐙（あぶみ）をしっかりと踏んで、馬上では膝の裏を伸ばすようにして動きについていきます。この時に手綱を引かないように、こぶしは馬の動きに合わせて譲ります。着地の際は上体を下げて、各関節を柔らかく使うことによって、衝撃を吸収します。この時の一連の動作の中では、鐙が安定している必要があります。 障害を飛び越える瞬間は、馬だけではなく上にはライダーが乗っているため、馬とライダーの重心を合わせた合成重心に推進力を働かせる必要が出てきます。つまり馬がジャンプする時の推進力と馬の重心とライダーの重心を合わせて、効率よく障害を飛び越える必要があります。この合成重心をライダーは頭に入れて効果的な推進力を働かせる必要があります。 それを熟知しているライダーは、馬本来の重心に同化するようにライダーは、半身を前に倒して随伴と呼ばれる動作をとっています。随伴とは、馬の動きに合わせて騎乗者が腰をスライドさせることを指し、馬の動きについて行くことを意味します。 私の動画でスローモーション撮影が多いのは、障害を飛び越える瞬間に、ライダーが、この随伴と呼ばれる動作を上手に行っているか？を見る楽しみもあり、スローモーション撮影を多用しています。 馬事公苑で障害飛越競技をご覧になられる際には、上記の馬とライダーの姿勢について注視しながら見てみるのも楽しいものです。 #馬事公苑