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Heavenly Bamboo 南天再生

南天再生 古い家を手に入れたら、敷地のところどころに 南天の木が植わっていました。 南天は「難」を「転」じて、福となす、と言われ 庭木として好まれるようです。 ある日、古い小屋が取り払われました。 それと同時に、南天の木が切られました。 隣の小さな針葉樹の幼木は、今も残って、 少しずつ大きくなっています。 小さな葉っぱをいっぱいつけた木は、残念な ことに、取り除かれてしまいました。 大きく育つには、狭かったのかも。 釘１本を残してどこかに消えました。 これらの他に、作業用の手袋がありました。 これも片付けられて、今はありません。 「てぶくろ」といえば、日本のこども園などで、 低年齢層の子供たちの、発表会の演目に よく登場します。 劇で、小さな子供たちに、動きやセリフを 覚えてもらうのは、ベテランの先生でも、 なかなか大変です。 そんな中で、「てぶくろ」は比較的、誘導 しやすい作品といえるでしょう。 雪の日、ねずみが道の上に落ちている手袋 を見つけます。ねずみが手袋の中にもぐり込 むと、舞台は暗転。再びライトが灯ると、 そこは書割りで、手袋の中だとわかります。 ねずみは、手袋に入って暖かそうです。 すると、とんとんとん、と戸を叩く音がします。 ねずみ「だあれ？」 りす「りすだよ。いれて」 ねずみ「どうぞ。おはいり」 りす「ありがとう」 ねずみとりすは、手袋の中であったかいねと、 喜び合います。 子供たちがおぼえるセリフは、 「だあれ？」と「どうぞおはいり」、 「○○だよ。いれて」「ありがとう」だけです。 先生はこのあと、うさぎ、たぬき、シカなど、 どんどんと、だんだん大きな生き物にして、 子供たちを舞台に送り出します。 そして最後に、とんとんとん、と戸を叩く音。 「だあれ？」 「クマだよ。いれて」 「どうぞ。おはいり」 「ありがとう」 子供たちが全員、手袋の中であったかいねと、 喜び合って、劇はおしまい。 これはウクライナの民話だそうです。 南天の実を食べにくる鳥は、ツグミです。 数が減ってしまい、ツグミは、捕ったり、 飼ったりできない「禁鳥」です。 ツグミが実を食べに来た、ということは、 この南天も立派に再生したわけです。 #ナンテン,#シンヨウジュ,#テブクロ,#ツグミ,#heavenlybamboo,#conifer,#glove,#duskythrush