“トランプ相互関税”秒読み　追加関税に上乗せか　専門家「日本は報復に出られない」【知ってもっと】【グッド！モーニング】(2025年4月2日) скачать в хорошем качестве

“トランプ相互関税”秒読み　追加関税に上乗せか　専門家「日本は報復に出られない」【知ってもっと】【グッド！モーニング】(2025年4月2日)

　ホワイトハウスは、日本時間の3日早朝に相互関税の詳細を発表すると明らかにしました。 ■“トランプ相互関税”秒読み 　トランプ大統領の相互関税に世界が身構えています。 トランプ大統領 「2日以内に大きな発表をする予定です。それは我が国に莫大（ばくだい）な富を取り戻すことになると思います。私が今一番気に入っている表現は『アメリカの解放』です」 　ホワイトハウスは1日、日本時間の3日午前5時（現地時間4月2日午後4時）に、トランプ大統領が、相互関税の詳しい内容を、歴代の大統領が重要な発表を行ってきた庭園「ローズガーデン」で演説すると明らかにしました。 レビット報道官 「不公正な貿易慣行を例に挙げると、日本はコメに700％の関税をかけています」 　貿易相手国と同じ水準の関税を課す「相互関税」。同じレベルの関税を課すという脅しでしょうか。先月に続いて、またしてもレビット報道官は、誤った内容で日本を名指しして批判しました。 　発表後「即時発動」するという相互関税ですが、肝心の中身についてはほとんど分かっていません。ワシントンポストは、輸入品の大部分におよそ20％の関税を課す案が政権内で浮上していると報じています。 ■専門家「日本は報復できない」 　すでに様々な分野で関税を発動しているトランプ政権。注目されるのは関税のかけられ方についてです。 自民党　小野寺五典政調会長 「自動車に関する25％の関税になりますが、既に2.5％の関税が乗用車にかけられているので、そういう意味では27.5％ということになります。また、トラック等については25％の関税が既にかかっているので、合わせると50％の関税ということになります」 　3日に発動される自動車の追加関税に相互関税が上乗せされれば、関税率はとんでもない数字になってしまいます。 小野寺政調会長 「さらに今回これに加えて、相互関税をかけるというトランプ大統領の指摘がございます。仮にもしこれが20％とすると、乗用車においては47.5％、トラックにおいては70％。もうこれだけの関税では、おそらく各企業は利益を上げるどころか、ほとんど赤字になってしまう」 　本当にこれほどの関税を課すのでしょうか？トランプ大統領の本気度について専門家は次のように述べています。 みずほリサーチ＆テクノロジーズ 小野亮調査部プリンシパル 「今回のトランプ大統領による追加関税というのは、すべてプラスアルファで加わっていくということになります。全部足し算なんですね。ステップバイステップで5％、10％と上げていくと思っていたら、そうではないと。内角高めの豪速球がいきなり来るというような関税のかけ方。日本はのけぞらざるを得ない」 　EUは報復関税も辞さない構えです。 フォンデアライエン委員長 「ヨーロッパは貿易から技術、市場規模に至るまで多くのカードを持っています。しかし、この強さは必要な場合には断固たる対抗措置を取る用意があることに基づいています」 　しかし、日本に打てる手はあまりないと専門家は分析します。 小野調査部プリンシパル 「基本的にアメリカというのは日本の安全保障を支えているという、日本にとってみると弱点といいますか、日米の同盟関係にあるというのが欧州とは違うわけですね。アメリカに対しては、強く出る、報復措置という形での対抗措置はあり得ないだろうと思います」 （「グッド！モーニング」2025年4月2日放送分より） [テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp