映画「君の名は。」の聖地。豪華絢爛な春の祭りと、紅葉の絶景が見られる飛騨の聖域：岐阜県・飛騨山王宮 日枝神社 скачать в хорошем качестве

映画「君の名は。」の聖地。豪華絢爛な春の祭りと、紅葉の絶景が見られる飛騨の聖域：岐阜県・飛騨山王宮 日枝神社

▼チャプターリスト（目次） 0:00 オープニング 0:23 飛騨高山の街並み 1:04 例大祭「山王祭」 2:19 社号碑、表参道 3:50 一之鳥居周辺 4:43 神輿庫、手水舎周辺 5:59 二之鳥居周辺 6:50 拝殿 7:17 大杉 7:54 天満社、稲荷社 8:35 富士社、産土社、日枝神社本殿 9:48 神明社 10:50 秋葉社 11:17 高椅社 どうも、管理人のヒロリンです。 今回は、岐阜県高山市に鎮座する飛騨山王宮 日枝神社を紹介します。 日本列島のほぼ中央に位置する飛騨高山。東西を山、南北を河川や峡谷に囲まれた日本特有の地形を備えており、「山中の都」として華やかな町人文化が栄えた場所。更に、「ミシュラン」が発行する旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン（Michelin Green Guide Japan）」に「必ず訪れるべき観光地」「わざわざ旅行する価値がある場所」として、最高評価の「三ツ星」に選ばれ町として世界各国から観光客が殺到している場所でもあります。 そんな飛騨高山の総鎮守として鎮座しているのが飛騨山王宮 日枝神社です。 当社の創建は1141年。飛騨国国司で三仏寺城城主である飛騨守平時輔が、滋賀県に鎮座する日吉大社を勧請し、三仏寺城の近くに創建しました。言い伝えによれば、平時輔が狩りを行なっていたところ、一匹の老狼を見つける。これを仕留めようと矢を射たが獲物は見当たらず、矢は大杉に深くつき立っていたといいます。平時輔は「大山咋神が、お使いである老狼を救われたものであろう」と神の力を感じ、鎮護神として滋賀県より日吉大神を勧請したとされています。この時の大杉が拝殿前に今でも存在する大杉(7:17)です。 当社で祀られている神様は大山咋神（おおやまくいのかみ）。大山咋神の「咋」は「杭」と同義で、「山に杭を打って所有する地主神」というほどの意味。『古事記』によると近江国（現在の滋賀県）の日枝山（比叡山）及び葛野（かづの）の松尾（京都の松尾大社）に座し、音高く飛ぶ矢の鳴鏑（なりかぶら）を持つといいます。比叡山に天台宗が興るとその守護神ともみなされ、やがて全国に名が知られていき、飛騨高山でも当社で祀られるようになりました。 飛騨山王宮 日枝神社を特徴づけるのは春と秋の光景です。 春は当社の例大祭「山王祭」が毎年4月14日、15日に開催されます(1:04)。山王祭の特色の1つは12もの屋台（やたい）と呼ばれる豪華な山車。祭の舞台となる安川通りの南側・上町に登場し、うち3台がからくり奉納を行うほか、祭行事では賑やかな伝統行事も繰り広げられ、その壮大な風景は見る者すべてを圧倒します。 そして、秋は紅葉の絶景。参道には所狭しと並んだ銀杏やもみじがあり、それらが色づくと色錦絵のような光景が境内に広がります。錦に染まる木々の競演を楽しめる聖域。それが飛騨山王宮 日枝神社です。