ゆらゆら帝国 Best Live 1992-2009 скачать в хорошем качестве

ゆらゆら帝国 Best Live 1992-2009

ゆらゆら帝国のライヴ音源を年単位で紹介していくシリーズ。 今回は番外編ということで、公演単位で個人的に印象に残っているライヴを収録時間ぎりぎりまで紹介するという企画です。 時々質問で、どのライヴがオススメですか?と聞かれる事があるのですが、 一応指針として今回の動画を残すことによってより分かりやすくなるのではないかと思い、作ることにしました。 さすがに手持ちの全てのライヴ音源を再度洗い直した上で、ガチガチにベストな公演を選ぶとなると大変なのでそれぞれの時期からこれがいいんじゃないかというものを選んでいます。以前個人的に付けていた、それぞれのライヴに関するメモを参考に少しアレンジして載せています。 選ばれた曲はいわゆるその年のベスト・パフォーマンスという観点からではなく、今回のシリーズであまり取り上げる事ができなかった曲を中心に選びました。 番号は年代順です(ランキングではありません)。 1. 1992/02/01 下北沢屋根裏 初期カルテット時代のオススメは、90年なら4月の曼荼羅公演(恐らくは最古の部類に入る録音)。91年では2月のバウスシアター、4月の横浜Vivre、そして映像として残っている9月の新宿JAM辺り。今回選んだのはバンドの歴史上初のワンマン公演にあたる92年のもの。古い時期だけに音質は余り良く無いものの内容はキーボード奏者を含む珍しい編成のもので聞き応えもバッチリ。実に濃厚な74分。 2. 1994/05/28 渋谷 ラ・ママ 「ゆらゆら帝国Ⅱ」レコ発ライヴ。この年のライヴでは一番音が良く捉えられていて、新曲からインディーズカセット収録曲まで網羅されている。2代目ドラマーの沢田さんが在籍していた頃で、彼が持ち込んだプログレっぽさが印象に残る。演奏面では一番テクニカルな実験をしていた頃で、沢田氏が演奏面においても全体をリードしている瞬間がそこかしこに見て取れる。特に17分越えの「夜中の果実」辺りはこの時期でしか見られない独特の色が出ている。 3. 1998/04/30 NHK-FMライブビート よりストレートなガレージサイケへと転向した「Are You Ra?」「3x3x3」期のライヴが大変良好な音質で楽しめる。「Are You〜」のレコ発は1996年4月2日 吉祥寺MANDA-LA 2公演が存在するが音質が心もとないのでこちらを選んだ。約1時間というコンパクトなサイズながら、この時期の魅力が凝縮されたライヴ。 4. 1999/06/23 渋谷クラブクアトロ 「ミーのカー」の発売1週間後に起こった思わぬアクシデントにより実現した異色のライヴ。亀川氏急病につき栗原ミチオのギターを加えたギター2本とドラムのトリオ編成で、ここでしか聞けないアレンジの楽曲が多い。「うそが本当に」のライヴヴァージョンが聞けるのはこのライヴのみ。 5. 2002/03/14 下北沢SHELTER 2002年のライヴで印象に残っているのは合計3回行われた下北沢シェルターでの公演。どれも演奏面は文句なしだがマイクと音質が若干遠く篭り気味な秋公演2回よりもクリアな音と演奏が楽しめる春公演を選んだ。中盤に並ぶ「頭異常なし〜オンリーワン〜ボーンズ」と来るレア曲３連発が印象的。 6. 2003/05/14 京都磔磔 「しびれ・めまい」レコ発ライヴの年。「星になれた〜無い!!」の素晴らしいメドレーが聞ける初々しい下北沢シェルター公演、数箇所マイクに問題が起こるが臨場感が素晴らしい神戸公演等と迷ったものの、全編高音質高クオリティと呼べる京都公演を優先した。これを丸々「な・ま・し・び・れ〜」として出しても良かったレベルの逸品。 7. 2004/12/30 恵比寿リキッドルーム MIDIとソニーの狭間の時期に位置する過渡期ではあるものの、高音質、高クオリティなパフォーマンスがずらっと揃った当たり年。「宇宙人の引越し (初期ヴァージョン)」が楽しめる年始の下北沢シェルター、広島クアトロ、なんばハッチも印象深いけれども、やはり年末のリキッド公演が白眉か。マイクがやや遠目な所を除けば、ほぼ公式から出ていてもおかしくないレベルの音源。 8. 2005/06/22 名古屋 Diamond Hall Sweet Spotレコ発ツアーの年。音質面では7月の新潟公演がピカイチであるもののアンコールが欠けている。 東京、大阪でもやっていないアルバム収録曲の全曲演奏をしているこの名古屋公演辺りがオススメの筆頭になりそう。音質も問題なし。 9. 2006/12/01 なんばハッチ この年の代表的なライヴといえば4月〜6月にかけてリキッドルームで行われた３ヶ月連続公演。合計約50曲をほとんど被りがない選曲で聞かせるという物凄い企画だったが、音質面で推しきれない部分があり12月の大阪公演にした。冒頭３曲「少年は夢の中」「ミーのカー」「男は不安定」のメドレーが素晴らしくサイケデリック。 10. 2007/11/10 横浜BLITZ 「空洞です」レコ発ライヴの年。曲目の珍しさと音質との兼ね合いで考えるとほとんど披露されていない「なさけない&はずかしい」「美しい (歌入りAlbum ver.)」が聴けるこの横浜公演あたりがベストか。「美しい Album Ver.の歌入り版」を演奏したのは恐らく唯一この日のみ。 11. 2008/12/07 新木場 STUDIO COAST 1年を通してとにかく演奏の質が高く、選ぶのが一番難しかった年。この年の代表的な公演としてはシングル「美しい」収録曲を珍しく3曲も演った6月のリキッド2daysだが、音質が篭り気味で一押しとは言い難い。11月の名古屋、大阪公演、12月の東京2公演と続く2008年後半のライヴがどれも凄い。「ソフトに死んでいる〜順番には逆らえない」の見事なメドレーが印象的だったこちらのライヴにした。 12. 2009/11/26 新木場 STUDIO COAST 唯一即決できた年。私見では全ての時期の中でのベストライヴ候補のナンバーワンです。バンドの歴史上最後のワンマン公演を飾るのにふさわしい内容。 音質、演奏、この時期ならではのアレンジ、全てが完璧。 バンドにとっての「過去・現在・(ありえたかもしれない)未来」が見えてきます。 それでは、存分にご堪能下さい。 ※今回紹介した公演は過去に作成した動画にも色々使用していますので、よければ探してみて下さい。 1. お花もどき - 0:00 2. 先祖ラブ - 9:25 3. ユラユラウゴク - 16:58 4. 19か20 - 25:50 5. 冷たいギフト - 31:31 6. 星になれた - 40:04 7. はて人間は? - 47:14 8. スィートスポット - 49:54 9. 少年は夢の中 -55:13 10. おはようまだやろう -1:00:31 11. 船 (インスト) -1:06:05 12. いまだに魔法がとけぬまま - 1:09:38 ——————————————————————— 1. 1992/02/01下北沢屋根裏 2. 1994/05/28 渋谷ラ・ママ 3. 1998/04/30 NHK-FMライブビート 4. 1999/06/23 渋谷クラブクアトロ 5. 2002/03/14 下北沢SHELTER 6. 2003/05/14 京都磔磔 7. 2004/12/30 恵比寿リキッドルーム 8. 2005/06/22 名古屋 CLUB Diamond Hall 9. 2006/12/01 なんばHatch 10. 2007/11/10 横浜BLITZ 11. 2008/12/07 新木場Studio Coast 12. 2009/11/26 新木場 Studio Coast