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10日『高校ボクシング』のインターハイ予選・決勝が行われます。近年、私立高校が強豪として存在感を示す中、今回は公立高校から全国の舞台を目指すボクシング部を取材しました。 これまで、全国高校チャンピオンを3人輩出した県立新潟向陽高校・ボクシング部。 現在は部員20人。三角コーンとロープで作ったリングから〝全国の舞台〟を目指しています。 注目はこの春、県の頂点に立った3選手です。 春季大会でフライ級を制した3年生の伊原音瑠。得意技は、右のカウンターです。 ■新潟向陽 伊原音瑠選手(3年) 「いままでボクシングをしてきた中で、いまが一番強いので自信をもってボクシングができると思う。今回こそは絶対に優勝して、インターハイの切符を勝ち取りたいと思う。」 女子部員にも注目選手が- 右ストレートが一番の武器、3年生の岩佐莉央選手。異色の経歴を持ちます。 ■新潟向陽 岩佐莉央選手(3年) 「2年生からボクシングを始めて。」 1年生のころは書道部で、全国コンクール入賞などの成績を残しました。 ■新潟向陽 岩佐莉央選手(3年) 「中学生のころからボクシングに興味があった。高校から始めるのは難しいと思ったが、先生が未経験の選手もたくさんいると言ってくれたので、ボクシングをやってみようと思った。」 現在も、『書道』と『ボクシング』の二刀流。ボクシングでも全国の切符をつかみ取ります。 ■新潟向陽 岩佐莉央選手(3年) 「高校生最後の大会で、今までやってきた練習を思い出して、最後まで全力で戦いたいと思う。」 部員のほとんどがボクシング未経験からのスタートという、向陽高校ボクシング部。その中でも、指導歴約25年の太田先生が特に成長を感じている選手がいます。 ■新潟向陽 太田玲監督 「先輩が引退して自分がキャプテンになって、自覚とともに力をつけてきたと思う。」 キャプテンの小山寛睦選手。中学時代まで空手に打ち込み、高校入学と同時にボクシングを始めました。 ■新潟向陽 小山寛睦主将(3年) 「空手をやってきて、格闘技は全部好きだった。ここにボクシング部があって、空手を生かせると思って始めた。(未経験の仲間と)お互い分からないこともたくさんあるので、練習後や合間に意見を出し合って技術などを修正していくことができる。」 イチから基礎を積み上げ、鋭いジャブとスピード感が持ち味のボクサーに成長。今年の春季大会、その努力が一気に開花しました。ライトウエルター級の決勝に進出すると、中学時代に全国制覇経験のある注目選手を破って優勝を果たしました。 ■新潟向陽 小山寛睦主将(3年) 「気持ちで上回ってやろうという思いで戦っていた。」 拳に青春をかけてきた2年間。集大成の夏、全国のリングまで駆け上がります。 ■新潟向陽 小山寛睦主将(3年) 「気持ちで上回ってやろうという思いで戦っていた。勝ったとき周りの喜んでいる姿を見ると、すごくうれしいなと感じる。ここまで勝てなくて苦しくて悲しい思いもしてきたが、最後のインターハイ予選を絶対優勝して全国大会でも上に行けるように、すべてをぶつけて勝ちたいと思う。」 2025年6月9日放送時点の情報です。 #新潟向陽高校 #ボクシング #インターハイ #チャンピオン #新潟 #UX新潟テレビ21