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学芸員資格ってどうやって取るの？就職のリアルまで解説します

今回は、「学芸員資格」について、7分でわかるようにしっかり解説していきます。 美術館や博物館で働くために必要と言われる「学芸員資格」。でも、 「どこで取れるの？」「難しいの？」「就職できるの？」など、意外と情報がバラバラですよね。 この動画では、以下の5つのポイントに分けてお話しします。 【1】学芸員資格って何？ まず、「学芸員資格」とは、 文部科学省が定める博物館法に基づく「国家資格」のひとつです。 ただし、試験で取得するタイプではなく、「大学などで単位を取って取得する資格」が基本です。 学芸員は、博物館での展示、収蔵品の管理、調査研究、教育普及など、幅広い仕事を担っています。 【2】資格の取り方：どうすれば学芸員になれるの？ 資格を取る方法は、主に3つ＋特例の認定制度があります。 方法① 大学で履修する もっとも一般的な方法は、大学で資格をとる事です。学芸員課程がある大学で、所定の科目を履修し、単位を取得します。 必要な単位は 19単位。たとえば以下のような科目があります： 博物館概論、博物館資料論、資料保存論、展示論、博物館教育論 さらに実習があり、実際の博物館で1〜2週間の研修を行うのが一般的です。 方法② 他大学で聴講する 自分の通っている大学に学芸員課程がない場合、 学芸員課程のある大学に「科目等履修生」として通う方法があります。 ただし、通学の負担や単位互換の問題もあるので、事前の確認が大切です。 方法③ 通信制大学で取得する すでに社会人の方には、通信制大学での取得もおすすめです。 例：放送大学、京都芸術大学（通信教育部）など。 こちらもスクーリングや実習が必要な場合があるので、要確認です。 方法④ 試験・審査による認定（文化庁） 実は、大学で単位を履修しなくても、試験や審査によって学芸員資格を取得する制度もあります。 文化庁が隔年で実施している「学芸員資格認定制度」です。 この制度には、以下の2種類があります： 一つ目は試験認定。 筆記試験で8科目（博物館概論・展示論・資料保存論・教育論など）に合格し、その後、学芸員補として1年間の実務経験（博物館などでの資料管理など）を積むことで資格が得られます。学芸員課程を受けていない人にとって、実力で資格を取得できるルートです。 。 二つ目は 審査認定 博士号・修士号を持っている人や大学教員など、　高度な専門知識と一定年数（2～8年以上）の実務経験を持つ人が対象です。 試験ではなく、著作や展示歴などの業績を審査して合否が決まります。 書類選考のみで、筆記試験はありません。 これらの制度は、学芸員を目指す社会人や専門職の人にとって貴重な選択肢です。 ただし、実務経験の要件や審査基準が厳しいため、計画的な準備が必要になります。 【3】難易度はどれくらい？ 学芸員課程の科目自体は、「国家試験」ほどの難しさはありません。 ただし、博物館実習やレポート、一定の専門知識が求められるため、 決して“簡単”ではありません。特に、美術や歴史、民俗、自然史など、 自分が目指す分野によっては事前の勉強がかなり重要になります。 また、実習先の確保が大変な場合もあります。近年は希望者が多く、 「自力で受け入れ先を探してください」と言われる大学もあるため注意が必要です。 【4】資格を活かせる仕事は？ ここが気になるところだと思います。 学芸員資格を活かせる主な職場は： 美術館・博物館、、資料館や記念館、大学の研究機関、自治体の文化財担当課など ですが、学芸員の求人は非常に少なく、競争率は高いです。 特に、正職員の公募は狭き門。大学院修了者や専門分野の実績が求められることが多いです。 そのため、最初は非常勤や契約職員、学芸補などからキャリアをスタートする人も多いです。 資格を持っているからといって就職が保証されるわけではない―― ここは現実的にお伝えしておきたい部分です。 【5】それでも取る価値はある？ 結論から言えば、「将来的に学芸員として働きたい」「文化施設に関わる仕事がしたい」 という方にとっては、大いに価値があります。 また、仮に学芸員にならなくても、分野で活かせる場面はたくさんあります。 たとえば、展示企画やミュージアム教育に関わる仕事、文化財・美術品の調査や管理、文化政策に関心のある行政職、大学や出版社、教育関連の仕事など。 さらに、大学で学芸員課程を履修することには、実践的な魅力もあります。 たとえば、多くの大学では、実際に博物館で働いている現役の学芸員が講師として登壇し、 現場での経験談や失敗談、展示の裏話などを交えた授業をしてくれます。 「収蔵庫でこんなトラブルがあった」「展示の設営中にこんな工夫をした」など、普通の講義では聞けない“舞台裏のリアル”が聞けるのが面白い！という声も多く、 学芸員課程の人気の理由のひとつになっています。 これは、美術史や考古学などの専門の授業とはまた違った視点で、 「博物館という現場そのものを深く理解できる」という点でも大きな魅力です。 「美術館や博物館が好き」「将来は文化に関わる仕事がしたい」と思っている学生にとって、 たとえ学芸員にならなくても、有意義で楽しい学びになることは間違いありません。 ========================= 🎤VOICEVOX:ずんだもん ========================= #お出かけ #お出かけスポット #歴史 #雑学 #博物館 #美術館 #旅行 #建築 #美術館巡り #東京 #東京観光 #展覧会 #美術 #美術史 #西洋美術 #日本美術 #日本文化 #カフェ #カフェ巡り #学生無料 #資格 #資格取得 #学芸員