身内に裏切り者が…！　警視庁警部補が守秘義務違反で逮捕の衝撃！　反社と繋がる警察官の事件は大阪府警、愛知県警など続々 скачать в хорошем качестве

身内に裏切り者が…！　警視庁警部補が守秘義務違反で逮捕の衝撃！　反社と繋がる警察官の事件は大阪府警、愛知県警など続々

国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」に捜査情報を漏らしたとして、警視庁人事１課は１２日、地方公務員法（守秘義務）違反容疑で警視庁暴力団対策課の警部補、神保大輔容疑者（４３）＝東京都板橋区前野町＝を逮捕しました。認否は明らかにしていません。神保容疑者はナチュラルの捜査を担当していました。 　人事１課の捜査によりますと、逮捕容疑は４月下旬から５月上旬の間、２回にわたってナチュラルのメンバーの関係先が捜査用カメラにどう映っているかがわかる画像を送信したというもので、送信にナチュラルが独自に開発したアプリが使われていたということです。 　神保容疑者は２００４（平成１６）年に警視庁に採用され、警察署や本部で約１４年間、組織犯罪捜査を担当し、２０２０（令和２）年１２月から暴力団対策課に配属され、遅くとも２３（令和５）年ごろから現在までナチュラルの捜査を担当していたということです。 　警視庁は２０２２（令和４）年１２月、暴力団対策課や保安課を中心とする捜査チームを作り、ナチュラルを摘発してきました。 　今回の逮捕はいわば「身内」の裏切りであり、警視庁の受けた衝撃は大きかったと思います。実際にナチュラルの幹部が捜索の直前に行方をくらましたことがあり、神保容疑者の自宅からは現金９００万円が押収されており、賄賂だった可能性も含めて調べています。 　反社集団と警察内部の情報漏洩というのは、いつも警察が悩まされる問題です。僕が警視庁担当をしていたころ、新宿・歌舞伎町には１００以上の非合法の地下カジノがあり、保安課は摘発に勤しんでいました。そんなある日、「絶対に捕まらない」と経営者が豪語していたカジノバーが保安課の捜索を受け、経営者が逮捕されたことがありました。当時、保安課管理官とそのカジノとの癒着が噂されていました。摘発はされませんでしたが、件の管理官は異動になりました。 　古くは大阪府警のゲーム機賭博汚職（大阪府警本部長が自〇する事態にまで至りました）や愛知県警捜査１課の警部が仲間の情報を暴力団関係者に渡していた事件など、「癒着」がもたらした犯罪はたまに起きます。今回はそんな話をしていこうと思います。