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劇団四季が美しい日本語の話し方教室

劇団四季の俳優が指導する「美しい日本語の話し方教室」が19日、笠間市湯崎の市立北川根小（増田真哉校長）で５、６年生約80人を対象に開かれ、児童たちは同劇団で実践されている母音を意識する発声法を練習し、相手が聞き取りやすい話し方を学んだ。 　ミュージカル「ライオンキング」出演の田中廣臣さん、「アラジン」出演の厂原（がんばら）時也さん、「キャッツ」出演の和田侑子さんの３人が訪れ、発声法を教えた。 　田中さんは「日本語が美しく聞こえるには、一音一音が分離しなければならない。母音をはっきり発音することが重要」と説明。「おはようございます」などの日常会話を例とし、３人は母音のみの発声を繰り返す訓練法を指導した。 　児童たちは訓練後、子音を足して発声し、言葉が聞き取りやすくなったことを感じ取った。このほか、同じ母音が連続する場合の発声のコツなども学び、教室のまとめとして、合唱曲「友達はいいもんだ」を母音を強調しながら歌った。 　５年の小川瑞樹君（10）は「いままで母音を意識することはなかった。教わったことを生かし、きれいな日本語で両親にあいさつしたい」と話した。 　同劇団は社会貢献活動として２００５年から、都内や横浜市内の小学校を中心に俳優による訪問指導を実施。北川根小での指導は、12年に続き２回目となった。