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岡山県に接する兵庫県の南西部に位置し、面積126.88㎢、人口は48,022人(2018.7.31)。江戸時代、常陸国笠間藩より移った浅野氏が、赤穂城の築城と城下町を整備し、現在の中心市街地の骨格が形成され、藩の経済政策として塩田開発が盛んに行われた。明治4年の廃藩置県で赤穂藩は赤穂県となったが、その後、姫路県、飾磨県を経て、明治9年には兵庫県に編入された。明治22年(1889年)の町村制施行で赤穂郡赤穂町が成立し、昭和26年(1951年)には、赤穂郡坂越町と高雄村と合併して赤穂市が誕生した。 静岡県からのアクセスは、東海道・山陽新幹線で姫路もしくは相生まで行き、在来線に乗り換え、姫路から山陽本線(赤穂線直通)で播州赤穂まで約30分、相生から赤穂線で約10分。 中心市街地は、JR播州赤穂駅の南側周辺のエリア。 神田上水と福山水道と並ぶ日本三大水道の一つとして有名な赤穂上水は、江戸時代当時では珍しく、赤穂城や侍屋敷のみならず、城下町に住む庶民の家まで給水していたので、最先端のインフラを有する都市であったということが分かる。中心市街地を歩くと、忠臣蔵ゆかりの遺構やいくつかの寺院が点在し、その中でも赤穂城と花岳寺は特別な存在ではないかと思った。この二つを結ぶ南北軸には「お城通り」が整備されているで、あとは赤穂城や大石神社に訪れるための駐車場の場所を工夫するなどして回遊性を高めれば、さらに賑わいある門前町になるのではないかと思った。 【JR播州赤穂駅】01:49 赤穂線と山陽本線への直通列車が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は4,136人(2016年度)。駅は2面3線の地上駅の橋上駅舎で、南北自由通路が南口と北口を結ぶ。自由通路の中央付近には、改札口や切符売り場などの駅施設、南側には観光情報センターがある。 北口を出ると、タクシー乗り場と一般乗降用スペースのあるロータリーが広がり、周辺は住宅街。南口(表玄関)駅舎の1階部分には路線バスとタクシー乗り場、西側に一般乗降用スペースがある。 【プラット赤穂】03:13 地上1階と2階を営業フロアとする商業施設で、播州赤穂駅の南北自由通路と直結している。施設には、専門店、飲食店、クリニック、オフィスのほか、映画館のプラット赤穂シネマなど、約20店が入っている。 【赤穂商工会議所】03:37 【赤穂市役所】03:44 【息継ぎ井戸】04:02 江戸時代の元禄14年、江戸で起こった浅野内匠頭による刃傷事件を知らせるため、江戸から帰った赤穂藩士が城下に入った際、この井戸の水を飲んで一息ついたことから息継ぎ井戸と呼ばれるようになった。 【義士あんどん】04:22 【花岳寺】04:28 赤穂藩の歴代藩主である浅野家、永井家、森家と忠臣蔵で知られている大石内蔵助の菩提寺で、天保2年(1645年)に創建された曹洞宗の寺院。 【花岳寺通商店街】04:47 花岳寺の門前町で、東西約170m続くオープンモール型商店街。 【お城通り】05:02 赤穂城の北側約400mに城下町風の建物が建ち並び、土産物店や飲食店などが集まっている。 【赤穂城】05:19 寛文元年(1661年)に赤穂藩主の浅野長直が築城した海岸平城。本丸と二の丸は輪郭式、二の丸と三の丸は梯郭式という珍しい変形輪郭式の城郭で、面積は146,922㎡にも及び、天守台はあるが天守閣は歴史上築かれなかった。 【赤穂大石神社】06:07 大石内蔵助ら赤穂浪士と萱野三平のほか、赤穂藩主の浅野氏、森氏を祀った神社で、明治33年(1900年)に創建された。 【赤穂市立歴史博物館】06:26 【赤穂市立民俗資料館】06:32 明治41年(1908年)に建てられた当時の塩務局庁舎、後の日本専売公社赤穂支局の建物で、昭和57年(1982年)に民俗資料館となった。 【山陽百貨店赤穂ショップ】06:52