丘の上の「二十六夜待ち」2022/8/24 93;03 скачать в хорошем качестве

丘の上の「二十六夜待ち」2022/8/24 93;03

2022/8/24　横須賀市根岸小学校校庭 02;57 200mm 月齢26　二十六夜月とニセアカシアの樹影 03;03 600mm 月齢26.01　　記録_渡辺登紀夫 江戸の人たちは それにしてもなぜ どうしてあんなにも “七月二十六夜”の月見を 狂ったように愛したのか? 浮世絵に描かれたそのディテールを じっくりと眺めると、笑ってしまうほどだ。 ガス燈も白熱灯もLEDもスマホのバックライトも 灯油とロウソクぐらいしか明かりが、なかった 日が落ちれば「夜そのもの」におおわれながら 長い夜を、その月の出を待ちながら盛り上がる… バブル真っ最中のディスコなみ?　いや、それ以上? たぶん月の出まで、8時間以上? 浮かれさわぎつづけるエネルギーは 花見とも花火見物とも紅葉狩りとも まったく異質なものに見える。 その喧騒に、たちあってみたい…な と、今朝横須賀の渡辺から送られてきた 海辺と丘の“二十六夜待ち”を再生しつつ、ふと。 品川沖にあがる“二十六夜月”を 見立てたのかどうか… 届いたトップシーンは、海岸で記録されていた。 さらに一時間あまりあとには小高い丘の上の月が。 こっちは高輪見立て?とおかしくもあった。 海に昇ったのは赤い二十六夜月。 丘に浮かんだのは銀の二十六夜月。 旧暦七月二十六日の、その月だ。 みんなのぶしを祈りつつ、 二十六夜月を共にしたい。 　　　　　　　　2022.8.24夜　T.M💘