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悪魔の系譜　ガンダム・フレーム徹底解説

鉄血のオルフェンズにおけるガンダム・フレームの詳細 ガンダム・フレームは、TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するモビルスーツ用のインナー・フレームです。これはギャラルホルンの前身組織が開発したもので、開発者はアグニカ・カイエルの父とされています。 --- 1. ガンダム・フレームの歴史と定義 厄祭戦との関係: ガンダム・フレームは、本編の約300年前に発生した大規模な戦争「厄祭戦」において、人類に敵対する巨大な自立無人兵器・モビルアーマーに対抗するために開発されました。 「ガンダム」の定義: このフレームをベースとして建造された機体群が「ガンダム」と呼ばれます。 ソロモン72柱: 厄祭戦当時に建造されたガンダムは、旧約聖書に登場するソロモン72柱の悪魔の名を冠しており、その名の通り全72機がロールアウトされました。 戦後の状況: 多くの機体が撃墜・解体されたため、戦後に現存するのは約26機とされています。残存機はギャラルホルンの管理機体や、戦後に部品が切り売りされ僻地に放置されていたものなどです。 --- 2. ガンダム・フレームの技術的特徴 ガンダム・フレームは、現行のモビルスーツより「クラシカルだが高出力なエンジンを積んだスポーツカー」に例えられるほど高い性能を持っています。 ● 動力源と装甲 ツイン・リアクターシステム: 専用設計のエイハブ・リアクターを2基搭載し、並列同期稼働させる構造で、従来機より高い機体出力とエネルギー効率を獲得しています。 エイハブ・リアクター: 半永久的に稼働し、物理的破壊が理論上不可能とされるほど高耐久です。 ナノラミネートアーマー: エイハブ・ウェイブに反応して装甲表面に特殊な金属塗料が定着し、衝撃吸収やビーム反射を行います。このため射撃戦が成立しづらく、大型打撃武装が主流になりました。 フレーム素材: 高硬度レアアロイ製で、300年以上放置されても劣化せず再稼働が可能。ダインスレイブやバルバトスのメイスにも使われています。 ● 駆動と操縦システム シリンダー駆動式: 人体の筋肉の構造に近く、阿頼耶識システムと相性が良い。 阿頼耶識システム: パイロットの身体のように機体を操れるシステム。反面、手術が必要でリスクも高く、戦後は非人道的技術として規制されています。 リミッター解除: モビルアーマーが一定距離に接近すると自動で最大出力化し、悪魔のような性能を発揮しますが、パイロットの脳に過剰負荷がかかり後遺症の危険があります。 --- 3. 主要なガンダム・フレーム採用機体 現在判明しているガンダムは、バエル、ガミジン、バルバトス、グシオン、ゼパル、アスタロト、アスモデウス、マルコシアス、ウヴァル、ハーゲンティ、ムルムル、グレモリー、ザガン、フラウロス、キマリス、ダンタリオンの16機（セーレを含めれば17機）です。 --- ● 鉄華団関連機 ガンダム・バルバトス（ASW-G-08） 汎用性が高く、火星で300年放置されていた機体。メイスを基本装備とし、鹵獲パーツで第1〜第6形態に進化。最終形態ルプスレクスでは獣のようなデザインになり、テイルブレードを装備。 ガンダム・グシオン（ASW-G-11） 重装甲で実弾を弾く堅牢さが特徴。グシオンハンマーを装備。鉄華団で回収後、リベイク、さらにリベイクフルシティへと改修され、シザーシールドなどを装備。 ガンダム・フラウロス（ASW-G-64） 射撃特化機。四足の攻撃モードに変形し、長距離用レールガン（ギャラクシーキャノン）を使用。ダインスレイブ発射も可能。「流星号」として知られる。 ガンダム・マルコシアス（ASW-G-35） 近接戦闘向けの重装甲機。背部と腰部のバインダーから4本のサブアームを展開。 ガンダム・アスモデウス（ASW-G-32） 実戦未投入のままデブリ帯で300年以上放置されていた希少な機体。両腕にグラントンファーを搭載。 --- ● ギャラルホルン関連機（セブン・スターズ） ガンダム・バエル（ASW-G-01） 最初に開発された機体。高い機動性と重力下での飛行能力を持つ。バエルソード2振りを装備。 ガンダム・キマリス（ASW-G-66） 起動力を活かした突進戦法を得意とする。グングニルを装備。最終機キマリスヴィダールはドリルランスなど格闘特化。 ガンダム・ザガン（ASW-G-61） 重装甲・高防御力の機体。両腕にシールドプライヤーユニットを装備し、高速回転パンチが可能。 ガンダム・ガミジン（ASW-G-04） 重装甲で、主武装はリボルバーガンアックス。叩きつけと同時に小型ダインスレイブを撃ち込む機構を持つ。 ガンダム・ゼパル（ASW-G-16） 高速戦闘タイプ。小型シールドとゼパルソードを装備。 ガンダム・ハーゲンティ（ASW-G-48） 軽量機で、二刀の刀ブレードを装備。 ガンダム・ムルムル（ASW-G-54） 女性的な外観。後腰部にサージカルフェザーと呼ばれる大型攻撃ユニット6基を装備し、有線式で阿頼耶識を介して操作。 --- ● その他のガンダム（外伝機） ガンダム・グレモリー（ASW-G-56） ナノラミネートコートによる最高レベルの耐ショック性を持つ。武装は巨大な鎌状のバトルアンカー。 ガンダム・ダンタリオン（ASW-G-71） 厄祭戦末期の万能機。ハーフカウルと呼ばれる外装オプションで多用途に対応。 --- ガンダムフレームは基本性能が非常に高く、厄祭戦の英雄的存在でありながら、戦後の時代でも圧倒的な力を持ち続けています。これは、ツイン・リアクターによる高出力や、高硬度レアアロイによる耐久性といった基盤が300年経っても揺るがないためです。 #オタク #ガンダム #解説