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今回は、私が1991年から4年間暮らしていたドイツでの車の運転について、お話ししたいと思います。 私は、会社からカンパニーカーとしてBMW520iの貸与を受け、業務と通勤の他、私用にも使っていました。以前の動画「ソ連崩壊の瞬間」でお話しした通り、私はソ連・東欧地域担当の増員としてドイツに赴任したので、会社は新たにカンパニーカーを購入する必要がありました。カンパニーカー購入の審査をする総務の担当者は「VWゴルフで良いのでは?」と言ったのですが、私は「ドイツではアウトバーンで長距離を走るので、安全の為に一定以上の大きさの車が必要」と、無茶苦茶な理由をこじつけて、BMW5シリーズの承認を取り付けました。 本当は、ドイツ車は大衆車でもアウトバーンの長時間高速巡行に耐えられるように造られているので、全く問題ありません。BMW525を希望していたのですが、総務の担当者が「500万円を超える場合は取締役会の承認が必要です」というので、泣く泣く予算の関係で520で手を打ちました。 520の2000cc150馬力直列6気筒エンジンは、1.5tの車体には若干非力でした。アウトバーンは大半の部分で制限速度が無いので、目一杯スピードを出してみたのですが、平地では190km/hが限界で、下り坂でようやく210km/hに達しました。スピードメーターには240km/hまで目盛りがあったのですが。ちなみに、制限速度が無い自動車用公道があるのは、全世界でドイツだけだそうです。 ドイツでは、ベンツ・BMW・アウディの3社は紳士協定で250Km/hでリミッターが利くようになっています。 どのメーカーも4000cc以上の排気量があれば、物理的にそれ以上の速度は出るのですが、安全運転の為に、この3社はこの速度でリミッターを設定しています。ポルシェは紳士協定に参加していないので、リミッターはありません。また、ベンツはオプションで250Km/hのリミッターを解除出来るので、SLなどはリミッター無しも多いようです。 アウトバーンの追い越し車線を走る時は、後方にも注意が必要です。自分が180km/hで走っていて、280km/hのポルシェまたはベンツSLが後ろから来ると、停まっている車に100km/hで近づくのと同じ状況になります。なのでそういう時は、素早く走行車線に移動して、やり過ごさなければなりません。 ドイツでは絶対に、追い越し車線の車を走行車線側から追い越す事はしません。どんなに走行車線側が空いていようとも、追い越し車線を走る車の後ろにピッタリくっついて、パッシングを浴びせて走行車線への移動を促します。なので追い越し車線を走る時には、後方にも注意する必要があるのです。 私はアウトバーンは、だいたいいつも160km/hで走行車線を走っていました。走行車線にはバスやトラックなど、制限速度のある車が走っており、それらをいちいち追い越さなくてはならないので、面倒なのですが、160km/hで追い越し車線を走ると、頻繁に道を譲らなければならなくなるので、鬱陶しいのです。 当時(1991年)のイメージが、BMWは若者向き、ベンツはオジサン向き、という感じでした。また当時は今と違って、アウディはベンツやBMWより格下の感じでした。なのでBMWを希望したのです。 ドイツに行って判ったのは、お洒落なドイツ人はドイツ車に乗らない、という事でした。スウェーデンのサーブやフランスのプジョー、イタリアのアルファロメオ、英国のジャガーなどに乗っているイメージです。 私が住んでいたヴォーヌング(日本のマンションと同じ意味です)は、比較的裕福で知的なドイツ人が多かったようで、地下駐車場にはドイツ車以外の車が多く停まっていました。サーブ、プジョー、アルファロメオ、ジャガーなどに混じって停まっている、米国製のホンダシビッククーペを見た時は、嬉しくなりました。"ホンダシビッククーペはお洒落"、と認識されていたのだと思います。 ホンダはフランクフルト郊外にR&Dセンターを持っており、その関係で、フランクフルト近郊のアウトバーンでは時々、ものすごい勢いで飛ばしているホンダ車が見られる、という事でした。 私が住んでいたデュッセルドルフは、ドイツの西の端に位置している為、オランダ、ベルギーには日帰りで行く事が可能でした。オランダ国境まで60kmしかありません。アウトバーンを走って国境を超えるのですが、オランダに入ると制限速度120km/hまたは130km/hになります。 オランダ人はケチなので、ガソリンの消費を抑える為に、あまりアクセルを踏み込みません。前方の車を追い越す場合でも、アクセルを踏み込んで一気に追い越す事はせず、ゆっくりと時間をかけて追い越します。 またオランダ人は旅行に際しても、ホテル代を節約する為にキャンピングカーで出かける事が多いので、夏休みシーズンになるとアウトバーンには、のろのろ走るオランダナンバーのキャンピングカーが、多く見られるようになります。 ドイツのアウトバーンもオランダの高速道路も、道路照明は全く無く、夜になると真っ暗になります。ヨーロッパは街と街の間には、建物が全く無いエリア(畑、牧草地、森林など)が広がっているのが普通なので、そういう場所に来ると、車の照明以外は何も見えなくなります。ところがベルギーだけは、明るい道路照明が設置されています。 この道路照明設備は、オランダのフィリップスの寄付により設置されたそうです。ベルギーは道路照明を設置した事により、その後ずっとフィリップスから電球や蛍光灯を買わなければなりません。オランダとドイツはそれが分かっていてフィリップスの寄付の申し出を断ったのですが、ベルギーだけはフィリップスの口車に乗って道路照明を設置してしまったという事です。 デュッセルドルフからパリまでは、500kmです。流石に日帰りは無理ですが、2泊3日で時々出かけました。但しパリ市内の運転は、慣れていないと難しいので、いつもまっすぐにヴァンドーム広場の地下駐車場に行き、そこに車を停めると、後は地下鉄などを使って移動していました。 ちなみにヴァンドーム広場に面して建っているホテル・リッツは、映画「お洒落泥棒」の舞台になったところです。ピーター・オトゥールの運転するジャガーEタイプの助手席にオードリー・ヘップバーンが乗って、ヴァンドーム広場を走るシーンが出てきます。 ドイツの運転免許証には有効期限が無いので、私がドイツで取得した免許は未だに有効です。そのためヨーロッパに旅行や出張で行ってレンタカーを運転する際にも、国際運転免許証を取得しなくて済むので大変便利です。 ドイツでの運転といえばアウトバーンですが、この高規格高速道路網を、第2次大戦前から作っていたドイツ人の先見性には、全く恐れ入ります。このアウトバーンの存在が、ドイツの自動車メーカーの発展に資する事になったのは間違いないと思います。