Скачать с ютуб 家は何坪が最適なのか？ в хорошем качестве

家は何坪が最適なのか？

今回は「家は何坪が最適なのか？」について解説します。 家を建てる際に「何坪ぐらいが最適なのか」と、広さについて一度は考えられるのではないでしょうか。また、「どれくらいの大きさの家にしたらいいのか」という疑問をお持ちの方も多いと思います。そこで今日は、その判断の手がかりとなるようなお話をさせていただけたらと思います。 私はこの業界に入って約40年になります。最初は大手ハウスメーカーに入社し、設計や現場監督の仕事からスタートしました。その当時、1985年前後によく売れていた家は、35～36坪のものが多かったように思います。32坪ほどの家もあり、やや大きめのもので36坪くらいが一般的でした。その後、しばらくの間はこのサイズが主流だったように感じます。 2000年頃になると、「ローコスト住宅」が注目されるようになりました。ハウスメーカーや工務店が「予算を抑えても一回り大きな家が建てられますよ」と提案するようになり、それによって40坪前後の家が増えました。「広くて素敵」「部屋も十分取れる」という魅力から、40坪の家に対する憧れが強まった時期だったと思います。その後、2010年から2014～2015年頃にかけては、特に何か大きな変化があったわけではありませんが、結果的に35坪前後の家を希望される方が多かった印象です。そして現在、2025年が近づく今、家の広さのトレンドはどうなっているのでしょうか。家の大きさにも流行のようなものがある中で、今日はその点について少し考えていきたいと思います。 先日、別の動画でも少し解説しましたが、吉田桂二さんという設計者の方がいらっしゃいます。この方は、建物のボリュームと予算には大きな因果関係があることから、設計の際にどのくらいのボリュームが適切なのかを導き出す方法を考えました。過去のさまざまな事例をもとに、「簡単に家のボリューム感を算出できないか」という発想から生まれたのが、間取り係数という考え方です。 では、間取り係数とは何かというと、リビング・ダイニング・キッチン（LDK）に必要な広さの合計と、個室の広さの合計をもとに算出する方法です。個室とは、例えば子ども部屋や寝室のほか、和室が必要な場合はそれも含まれます。これらの広さをすべて合計し、その数値に「1.6」という係数を掛けることで、家全体に必要なおおよその畳数、つまり広さを求めることができるという考え方です。これは非常に便利な方法です。 では、具体的に計算してみましょう。例えば、LDKの基本的な広さとしてよく挙げられるのが「16帖」です。16帖というと、8帖と8帖をつなげたような広さで、対面キッチンを配置し冷蔵庫を置き、4人掛けのソファを設置すると、ちょうど収まるくらいのスペースになります。この広さで十分と感じる方もいれば、「もう少しリビングを広くしたい」と考える方も多いかもしれません。つまり、16帖のLDKはコンパクトな基本サイズといえるでしょう。 この16帖のLDKに、主寝室6帖、子ども部屋を2つ、それぞれ6帖ずつ確保すると、合計で「34帖」になります。これに1.6を掛けると、「54.4帖」となり、坪数に換算すると「27.2坪」ほどの広さになります。 では、LDKが16帖では狭いと感じ、2帖増やして18帖にするとします。この場合、先ほどと同じく主寝室6帖、子ども部屋6帖×2を加えると、合計「36帖」です。これに1.6を掛けると「57.6帖」、坪数では「28.8坪」となり、先ほどより1.5坪ほど広くなります。これは当然のことで、単純に1坪分の面積を増やした結果です。 さらに、「仏壇を置くための和室がほしい」「親が泊まれる部屋を用意したい」といった場合、LDK18帖に加えて和室6帖を確保しつつ、家の面積が大きくなりすぎないように子ども部屋を4.5帖にする、予備室は6帖とすると合計「39帖」になります。これに1.6を掛けると、「62.4帖」、坪数では「31.2坪」程度の広さになります。このように、27坪、28坪、31坪というように、30坪を基準にして、その前後で家の大きさを検討していくという考え方もできるのです。 先日、堀部先生の動画の際にもお話ししましたが、先生がおっしゃるように、多くの方は家を建てる際、家族の人数が最大になったときのことを想定して計画を立てます。例えば、子どもが2人や3人いる場合や、親御さんが同居する場合など、そのときの家族構成を基準に考えるのが一般的です。しかし、時が経てば子どもは成長して独立し、親御さんもいずれは亡くなり、夫婦も最終的にはどちらかが先に旅立つことになります。最後には1人になる可能性が高いのです。こういった現実はできれば考えたくないものですが、家を計画するときには避けて通れないことだと思います。 もちろん、家族が多いときには窮屈な家ではいけません。ある程度のゆとりが必要です。ただ、将来的に1人になったときに、広すぎて持て余すような家では寂しさを感じてしまうかもしれません。そのため、必要以上に大きくなりすぎない住まいが望ましいのではないかと、堀部先生は提言されています。 実際、私の周囲でも最近、子どもが巣立ったり、親が亡くなったりして、長年住んでいた実家が空き家になったという話をよく耳にします。その実家を再利用すればいいのでは、と思うかもしれませんが、実際にはそうしない人が多いのです。理由を聞くと、「立派な家で、立地も悪くないのに」と思うような家でも、まず性能が悪すぎるという問題があります。耐震性もありますが、それ以上に「寒い」「暑い」といった快適性の問題が大きいのです。 今のマンションの中層階に住んでいると、温熱環境が整っているため、冬は暖かく、夏は涼しく、エアコンもよく効きます。それに比べると、昔の家は圧倒的に住みにくいということです。また、何よりも「大きすぎて持て余す」という点が問題になります。かつては家族の最大人数を想定して建てた家ですが、その後の家族の変化に対応するのは難しく、大きな家を維持すること自体が負担になってしまうのです。その結果、実家が引き継がれず、空き家になってしまうケースが多いのです。 私自身も、過去に自宅を建てましたが、それなりの大きさがあります。しかし、すでに娘2人が巣立った今となっては、2階はほぼ使わなくなりました。1階で生活していても、母と同居しているため問題ありませんが、もし母が亡くなったら、夫婦2人だけの生活になり、さらに広さを持て余すことになるでしょう。 また、この家を娘たちが使うかといえば、そう簡単な話ではありません。では、売ろうとしたときに、買い手がつくのかというと、よほど安い価格でなければ難しいのが現実です。私自身、住宅業界に長く携わってきましたが、この点については深く考えられていなかったなと今になって強く反省しています。 飯塚先生によると、延べ床面積が100平米、坪数でいうと30坪前後が、特別な大家族でない限り、1つの住まいの基準となる面積だと考えられるそうです。この広さの中で、間取りや空間の使い方を工夫しながら、大人数でも窮屈にならず、1人になっても寂しく感じない住まいを実現することが理想的ではないかとおっしゃっています。 また、30坪ほどの家であれば、隣家や道路に対しても圧迫感が少なく、小さな家だからこそ周囲の日当たりや風通しを確保しやすいという利点があります。敷地に余裕があれば、木を一本植えることもでき、それが街並みの美しさに貢献することにもつながります。家というのは単体で完結するものではなく、長く存続するからこそ、周辺環境との調和を考えることが大切です。 特に、家を譲るときに「この家がある街並みも含めて素敵ですね」と思われることは、価値を高める要素の一つになります。例えば、クラシックな美観地区が魅力的なのは、個々の家の美しさだけではなく、街全体が調和した風景を作り上げているからです。そう考えると、自分の家もその一部となるように設計することが重要だと感じます。1人で努力するのは大変ですが、誰かが始めなければ街並みは形づくられていきません。 また、堀部先生は、家の魅力は単に狭い・広いといった要素ではなく、「明るい場所と暗い場所がある」「動きのある空間と静かな空間がある」など、空間にリズムがあることが大切だとおっしゃっています。これを小さな家の中で実現することも可能ですが、30坪ほどの広さがあると、こうした余白を生み出しやすくなるそうです。そのため、「最適な広さ」とは、単に家族が最大人数のときを基準に考えるのではなく、その後の変化も見据え、最終的に住み継がれる家になるかどうか、という視点を持つことが重要になります。 こうした考え方を頭に入れて、住まいづくりを検討していただけたらと思います。ぜひ参考にしてください。 -------------------- ホームページはこちらです。 https://www.m-athome.co.jp/ 新しいモデルハウスはこちらです。 https://www.m-athome.co.jp/modelhouse... 高性能リノベーションはこちらです。 https://www.m-athome.co.jp/lp/renovat... 高性能規格住宅はこちらです。 https://www.m-athome.co.jp/lp/kikaku/ 見学会を受付中です。 https://www.m-athome.co.jp/eventinfo/... ルームツアーはこちらです。    / @morishita.athome_room-tour   #モリシタアットホーム #延床面積 #坪 #広さ #姫路 #工務店 #注文住宅