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今日のシロチドリ（南房総版）　2025年12月15日

編集に時間がかかってしまい日付が変わってしまいましたが，「今日のシロチドリ」です． 今日も昨年安定して使っていた越冬場所にシロチドリが見つからず，繁殖地である隣の海岸に行くと1羽だけが砂浜に佇んでいました． しかしトビが来ると空を見上げたり，座って休む様子もなく落ち着きがありませんでした． 波打ち際で採餌を始めてからもトビが数羽上空に現れると首をかしげては空を見上げて不安そうでした． そのうち群れが戻って来るのでは？と思いながら観察していましたが，とうとうもうすぐ日が落ちるという時刻までこの個体1羽でした． 越冬地の植生内には犬の足跡があって糞もありましたし，空を見上げる頻度からしてもハヤブサなどの襲撃があった可能性もあり，また群れに何かあったのだと思います． そんなわけで今日は1羽を観続けました． 海岸造成など人間の経済活動に加え，ペットの飼い方でもこういった希少種に影響が出ている様子がよく分かってきています． 人一人がそういった自然に与える影響は大変大きく，一方でそれらの影響はほとんど認識されていない為，過小評価されていると思います． 飼育の決まりをもう少し厳しくしていくしかないのではないでしょうか． ※今後も「今日のシロチドリ」として，その時々のシロチドリの様子をYouTubeでアップしていきたいと思います． 2025年6月に起きた南房総市根本海岸のキャンプ場整備にあたってのシロチドリ巣への市の酷い対応はじめ，絶滅危惧種指定をしている側である環境省までもがシロチドリの海岸での生活の実際を十分に認識していない事が問題の発端となったと感じたからです． またバードウォッチャー以外の人々，特に生息地である海辺に住む人々にも十分にその存在と生態が理解されて行かない事にはシロチドリの保護と同時にその貴重な砂浜の保全が進まないだろうとも感じました． この動画がシロチドリが砂浜でどのような生活をしているのかを知って頂く機会となればと思っています． ただし撮影地は根本海岸に限りません，主に南房総（ここでは千葉県南部，鋸山以南，もしくは長狭街道以南という定義での境界）ですが，時々その他の海岸のものも含みます．南房総以外の場合は概要に大まかに書き加えます． あと（南房総版）としましたのは新潟でシロチドリの保護をされている「にいがた浜辺のチドリんず」さんのXアカウントでも「今日のシロチドリ in 新潟」をアップしてくれるようになったので，こちらも地域を入れてみました． 「にいがた浜辺のチドリんず」さんのXアカウント　https://x.com/chidorin1012 全国のシロチドリ観察者が「今日のシロチドリ」をアップしてくれたらシロチドリの知名度アップ＝海岸環境の保全意識の高まりに繋がるのではと思っています． 全国のローカルシロチドリ観察者の方の画像を楽しみにしております！ もうひとつ別のエリアでの一般向けに大変分かりやすく，我々と全く同じ気持ちで静かに活動されているシロチドリ観察者のかたの著書もご紹介します． 「砂浜の、すみっこで　シロチドリ観察日記」孤伏澤つたゐ 著 孤伏澤つたゐさんの著書など販売サイト「ヨモツグヘイニナ」内で販売しています．是非！! https://yominomike.official.ec/items/... 各地のシロチドラーが密かに活発に動いてるっていう感じ，ほんとに嬉しいです． #シロチドリ #KentishPlover #千葉県