【寺社参詣】＃27 石峯寺(神戸市北区/神戸十三仏7番/高野山真言宗) ～播州淡河の里山、法道･行基･空海ゆかりの名刹～ Shakubuji Temple скачать в хорошем качестве

【寺社参詣】＃27 石峯寺(神戸市北区/神戸十三仏7番/高野山真言宗) ～播州淡河の里山、法道･行基･空海ゆかりの名刹～ Shakubuji Temple

神社仏閣巡り「寺社参詣シリーズ」第２７回は、神戸市北区の高野山真言宗寺院　岩嶺山石峯寺です。「がんれいさんしゃくぶじ」とすぐに読める人は、地元民以外では多くないと思います。区内を横断するだけで車で小一時間かかる広～い北区内で、ここだけ播磨国であった淡河町にあります。 白雉２(651) 年創建。１３００年を超える歴史の古刹で、当シリーズでは久々に登場する法道仙人が、孝徳天皇の勅願で開いた寺院です。かつては、南都六宗のひとつ法相宗の寺院でしたが、三重塔が建立されたときに空海によって落慶されたことから真言宗に改宗されました。 かつては、１里四方とも、東西２里南北１里とも言われる広大な寺領を誇り、７０を越える僧坊を擁し、南北朝時代には多くのの僧兵や学僧侶を抱えた大寺院でしたが、室町時代の嘉吉元(1441)年、播磨国の守護大名だった赤松満祐が、室町幕府第６代将軍足利義教を暗殺し、領国播磨で幕府側討伐軍に討たれるまでの騒乱である「嘉吉の乱」で境内はほぼ全焼。その後再建されましたが、かつての寺勢は衰え、現在は塔頭３院を残すのみとなっています。それでも、境内から200mほど離れた場所にぽつんと建つ立派な仁王門など、かつて大寺院だった面影が残ります。 境内には、行基が建立した薬師堂や、嵯峨天皇勅願で建立し空海によって落慶した三重塔が見所です。仏教界では偉大な３人の僧侶、法道・行基・空海が石峯寺の歴史に関わっているのが興味深いところです。 さらに境内裏手の山林（この裏手の山には、かつて「石峯寺城」という山城がありで、南北朝時代には南朝方に属していたため、北朝側だった赤松氏にたびたび攻撃を受けていたとのこと。）、境内周辺の里山、さらに秋には紅葉と、ひっそりとした寺院ではありますが、じつは見所満載。境内では、夏祭りや秋祭りが開かれ、懐かしい里山の祭りに、多くの人が訪れます。 神戸市内から車で１時間ほど。人口１５０万人の大都市とは思えない、静かでゆったりとした時が流れる淡河の里山、岩嶺山石峯寺の動画をご覧下さい。 機　材：GoPro HERO8 【リンク】 神戸十三仏霊場会　公式ＷＥＢサイト　岩嶺山石峯寺（薬師如来） http://13butsu.com/temple/007.php 【使用ＢＧＭ】 「遠い港の夜景」（甘茶の音楽工房） https://amachamusic.chagasi.com/ #神社仏閣巡り#石峯寺#神戸市北区#お寺ガイド#高野山真言宗#神戸十三仏#パワースポット#お寺巡り