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「あっという間の4年間だったと思います」コロナ禍に始まった“屋外卒業式”　高知工科大学582人が巣立つ

高知工科大学で卒業式が行われ、卒業生たちは、青春の思い出が詰まったキャンパスから、それぞれの“未来”へと巣立ちました。 高知工科大学の卒業式は、コロナ禍の感染対策を機に2021年から屋外で行われていて、学生たちに好評なことから、以降、毎年キャンパス内の広場で実施されています。2025年も、青空のもと、少し冷たい風が吹く中で式が行われ、蝶野成臣（ちょうの・しげおみ）学長が「ネットやAIに答えを求めがちな時代だが、自らの思考で真理を求め、物事の本質を見抜いてほしい」とはなむけの言葉を贈りました。 2025年、卒業したのは学士、修士、博士後期課程あわせて582人で、コロナ禍の入学で対面とオンラインの“ハイブリッド授業”で学びを深めた世代でした。 （卒業生　システム工学群　宮川隆誠さん） 「状況に応じた対応の中で、どの環境下でも学び続ける『意欲』と『適応力』を養うことができたと感じています」 卒業生は式の最後にバルーンを空に飛ばし、青春の思い出を胸にそれぞれの未来へと旅立ちました。 （卒業生） 「“コロナ世代”で友人があまり作れなかったんですけど、そういうのを大学がサポートしてくれたので、いい大学だと思っています」 「（卒業を）いざ、ここに来て実感したという感じで、まだ“かみしめて”はいないです」 「あっという間の4年間だったと思います」 「胸を張って、周りに誇れるような大人になりたいです」 そして、1期生の卒業時から続くシダレザクラの記念植樹も行われ、キャンパス内に“25本目”の木が新たに加わりました。 高知県内の大学では、3月21日（金）に高知県立大学で、24日（月）に高知大学で卒業式が行われます。