日本最古の模擬天守が建つ洲本城を解説 Japanese Castles скачать в хорошем качестве

日本最古の模擬天守が建つ洲本城を解説 Japanese Castles

兵庫県洲本市。 三熊山には、戦国時代、安宅氏によって築かれた洲本城があります。 天正13年（1585）賤ヶ岳七本槍のひとり・脇阪安治が城主となりました。 淡路水軍を掌握した安治は、九州征伐や小田原征伐、朝鮮出兵で活躍しました。 三熊山は、洲本八景のひとつで、眼下には、青く美しい海が広がっています。洲本城が淡路水軍の重要な拠点だったことが分かります。 東西800m、南北600mの範囲に、安治が24年かけて築いた、壮大な石垣が残されています。石垣の積み方や高さの違いから、天正期から慶長期の技術の変遷が見てとれます。 天守台の上には、天守を模した建築・模擬天守が建っています。昭和天皇の即位を記念して建てられたもので、現存する最古の模擬天守です。 本丸や東の丸を中心に、大量の瓦がみつかっています。そのなかには、朝鮮系の滴水瓦も含まれます。 北側斜面には、登り石垣があります。 登り石垣は、朝鮮出兵の際、日本軍が朝鮮半島に築いた城の特徴のひとつです。国内では、彦根城、松山城、竹田城、米子城、そしてここ洲本城にしかないとされています。 朝鮮系の滴水瓦や登り石垣の導入は、安治の朝鮮出兵の経験が活かされているのです。 日本各地の城郭ファン、研究者が集まるオンライン交流会「諸説あり！」毎週土曜20時スタート https://koreancastle.com/online/ 語り さら 編集 夕里 twitter.com/umdry #続日本100名城 #洲本八景 #ドローン