宝島伝説を語るロマンの島／海界 トカラ列島 宝島（鹿児島県） скачать в хорошем качестве

宝島伝説を語るロマンの島／海界 トカラ列島 宝島（鹿児島県）

The romantic island where the legend of Treasure Island is told / Walk around the island village, Tokara Islands Takarajima（kagoshima Prefecture） トカラ列島の有人島最南、亜熱帯の植物が咲きサンゴ礁では色あざやかな魚が泳ぐロマンあふれる島だ。その名のとおり、昔海賊キッドが財宝を隠したといわれ、島内には財宝を隠せる鍾乳洞もあり、探検心をくすぐられる。トカラ列島では宝島のことをトカラと呼んでおり、「琉球国志略」では「琉球国人は七島全部を吐噶喇という」とある。大池遺跡や浜坂貝塚からは宇宿土器のほか本土系土器が出土し、すでに先史時代から南北交流の跡がうかがわれる。文書のうえでもっとも古い年代はトンチ（殿地）の「平田家系図」にある平田権次郎宗が永享年間（1429～41） 琉球へ渡り、布や酒を持参して鹿児島の藩主へ捧げ、以後薩琉の素内役をしたというものだ。子孫の宗継は秀吉の朝鮮出兵に従軍し、慶長14年（1609）島津軍の琉球出兵の案内役を務め、子孫代々都司役だった。江戸時代は、異国船遠見番所があり、在番のもと郡司、横目が島政を行った。文政7年（1824）にはイギリス船の侵略があり、翌年幕府が命じた「異国船打払令」の一原因ともなった。西岸のトカラ観音堂には文明4年（1472）の墨字のある仏像が安置されている。歴史的にも宝島というネーミングに相応しいロマンあふれる島だ。平成25年7月からフェリーが全便名瀬までの運航となったことで、交通の利便性が向上した。小規模多機能ホームやガソリンスタンドなども整備され、生活環境が改善している。近年では、畜産やビワ、サンセベリアなどの農業をはじめ、急速凍結機の導入によるトビウオの加工品づくりなどが行われているほか、島バナナの繊維を透用したファッションプランドの設立などの取り組みもみられ、人口が増加している。（「シマダス」参照） 集落町並みWalker http://www.shurakumachinami.natsu.gs/...