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【御坂みち山梨県】 富士吉田から新御坂トンネル経由で甲府盆地の石和までの国道137号線の全区間の走行動画

【御坂みち】 富士吉田から新御坂トンネル経由で甲府盆地の石和までの国道137号線の全区間の走行動画です。 　古くからの交通の要衝であった富士吉田と甲府を結ぶ御坂峠越えは1931年に御坂隧道（長さ394ｍ）が開通して初めて自動車による通行が可能になりました。ちなみに甲州街道、笹子隧道（長さ239ｍ　幅3ｍ）完成は1938年のことです。 河口湖側のトンネル出口付近は富士の絶景が楽しめ、太宰治が投宿した「天下茶屋」がある事で有名ですが、トンネル前後のつづら折りの山岳路と幅員5.5ｍのトンネルのためやはり交通の難所でありました。 　この御坂みちは1953年に新たな道路法で国道137号線として指定され、1967年には現在の新御坂トンネル（長さ2，778ｍ）が有料道路として開通し格段に道路の安全性が向上しました。 しかしトンネルの甲府側はトンネルに向かって非常に長い急登路が続き、低速車による走行速度の低下が顕在化していましたが、長い年月を掛けた道路改良によってほぼ全線で登坂車線が整備されました。 　山梨県は御坂みちをより高規格の道路にすべく、(新)御坂トンネルの整備に向け検討していましたが2020年にトンネル長さ4，600ｍのトンネル案を発表しています。計画延長は5.5ｋｍあって現在の御坂トンネル前後の屈曲区間の解消を目指しています。整備後の所要時間は5分の短縮が見込まれるそうです。 この計画はリニア中央新幹線山梨県駅から富士五湖エリア、それから御殿場方面へと繋がる高規格道路の一部という位置づけだそうです。 　この動画では富士吉田市内の国道137号線は旧道を走行しましたが、新たに「国道137号線　吉田河口湖バイパス」が2015年に開通しています。バイパス延長2.8ｋｍのうち「新倉河口湖トンネル　長さ2，476ｍ」が大半を占め、河口湖町付近での慢性的渋滞は解消されました。ただし山中湖方面に向かう国道138号線との接続はありません。 　なお富士吉田市内の起点「上宿」から「金鳥居」までの区間は国道139号線と、国道20号線の勝沼バイパス「坪井」から終点「長塚」までの区間はそれぞれの国道と重複しています。 　私は現状でも十分安全に走行できる道路と思いますが、皆さん結構飛ばしていて特に地元の方（多分）はせっかちに感じました。通勤などで毎日運転されていると道路事情が分かっているので早く走りたいと感じるのでしょう、どうぞ安全運転で。 走行距離32ｋｍを46分で走行したので、平均速度は約41ｋｍ/ｈとなりました。