【伊那八幡駅：別れが迫る飯田線の木造駅舎①】1926年（大正15・昭和元年）に完成した洋館風で壁に雷紋に似た装飾が特徴のモダンな駅舎。2026年4月に解体予定。 скачать в хорошем качестве

【伊那八幡駅：別れが迫る飯田線の木造駅舎①】1926年（大正15・昭和元年）に完成した洋館風で壁に雷紋に似た装飾が特徴のモダンな駅舎。2026年4月に解体予定。

伊那八幡駅（いなやわたえき）とは、長野県飯田市にあるJR東海飯田線の駅です。ちょうど100年の節目となる2026年に解体予定となっています。 かつて、急行列車も停まっていましたが、現在はICカードリーダーも自動改札もない無人駅です。駅舎の北側にはスイッチバック式の旧貨物側線、さらにその先には保線車両用留置線があります。 伊那八幡駅は1926年12月17日に開設されました。駅舎入口付近に添付されている当時の国鉄の「建物資産標」には「鉄03-5001 S1年12月」と記されていますが、昭和元年（1926年）12月に建設されたことを示しています。 これは大正天皇崩御による年号の改元が行われた直後のわずか7日間しかなかった昭和元年中（大正15年）に公的な資産登録が行われたことを示しており、とても珍しい記載となっています。 もちろん駅舎は木造ですが、外壁はモルタルによる吹付けが施され、さらに洋館風の建築意匠、出入口の庇（ひさし）を支える金具のデザインや雷紋に似た装飾があしらわれるなど、まさにこの時代を象徴するような和洋折衷の凝った造りになっています。 そのため昭和初期の木造建築物にを見られるようなレトロ感はほとんどありません。モダンな雰囲気が漂う「大正ロマン」に溢れた駅舎となっています。 待合室の天井には照明を取り付けていた梁組なども残されていますが、一体どんな照明が付けられていたのでしょうか。とても興味深いです。 残念ながら伊那八幡駅の解体は2026年4月に始まる予定です。 なんとか駅舎を残せないものでしょうか･･･窓枠がアルミサッシに変えられているなどの事情を考慮すると保存する価値はあまりないのかもしれません。 （00:00）スタート （01:09）伊那八幡駅外観 （02:53）凝った装飾の金具と雷紋 （03:02）建物資産標 （03:30）照明が取り付けられていた跡 （03:41）待合室 （05:05）旧貨物側線跡 （06:02）構内踏切 （07:09）2番ホームの待合室 （07:34）列車到着 #伊那八幡駅 #飯田市 #長野県飯田市 #木造駅舎