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ライトラインの西側延伸、中心部大通りは片側１車線に

ＬＲＴ・ライトラインの、ＪＲ宇都宮駅西側への延伸を進めている宇都宮市は３日、大通りの中心市街地区間の一部を、ＬＲＴ軌道の設置に伴い現在の片側３車線から１車線にするなどの、事業概要を明らかにしました。 ＪＲ宇都宮駅西側のＬＲＴ・ライトラインの事業について宇都宮市は３日、市議会議員協議会で説明しました。 事業の整備概要によりますと、整備区間のおよそ５キロを３つの区間に分けて整備します。３つの区間は、ＪＲ宇都宮駅東口停留場から裁判所前までと、裁判所前から桜通り十文字付近まで、それに桜通り十文字付近から教育会館前付近までです。 ＪＲ宇都宮駅東口停留場から裁判所前までの区間のうち、宇都宮駅西口駅前広場から宮の橋交差点付近までは、車線の数を片側１車線にして、ライトラインの軌道は高架化し、停留場は両側を上下線の車両の発着に使用する島方式にします。また宮の橋交差点付近から裁判所前までも、車線の数は片側１車線とし、本線とは別にバスの乗り降りや車の荷下ろしなどができるように、停車帯を設置します。 残りの２区間については、車線の数は片側２車線とし、ライトラインの停留場は片側を上下線の車両の発着に使用する相対式になり、桜通り十文字付近から西側には自転車道を整備します。 ライトラインと重複する大通り区間のバス路線は、３割ほど削減して、減らしたバスは市街地部の循環バスなどに振り分けます。 宇都宮市ではバスの本数削減と、大通りから内環状線などを利用することで車両の交通量を減らし、交通渋滞などに対応できると試みています。 宇都宮市は２０３０年の開業に向け、２０２５年内に実施計画を策定して、国に事業の特許申請をする予定で、事業費や事業の着手時期などは、計画の中で決めていくことにしています。