【モノローグ集『穴』より「ざらざら」】 скачать в хорошем качестве

【モノローグ集『穴』より「ざらざら」】

渋谷悠 presents モノローグ・サポート 〜あなたをサポートするので、本の宣伝をサポートしてください〜 詳細はこちら：https://www.shibu-shibu.com/monologue... モノローグ集『穴』Amazonより発売中：http://urx.blue/pwGM ≪朗読：酒井　孝祥≫ 〇プロフィール・ボイスサンプル（事務所ＨＰ） http://www.brush-upone.com/talent/sak... 〇Twitterアカウント　@SAKAI_TAKAYOSHI 〇ブログ「声の営業中」https://ameblo.jp/sakaitakayoshi 《以下、ネタバレあり》 モノローグ集『穴』に収められた作品の中で、表題作の「穴」に並ぶ、他の作品達とは一線を画する抽象的な内容です。 この“ざらざら”が一体何なのか、作者の中には答えがあるのかもしれませんが、文章中では明確に説明されておりません。 何をどう描いた作品なのかが分からないならば、自由に想像してしまおうと思い、独自の解釈で作品の設定を作りました。 冒頭の「初めて目が覚めた時」をいつと捉えるのかでまず悩みました。 ストレートに事象的に考えれば、産まれ落ちてから一番最初に眠りについて、その後で目が覚めた最初の1回目のタイミングを示すのでしょうが、別の解釈を選びました。 この物語が始まった時点で、主人公は物心のつかない赤ん坊ではなく、既に思考する力を持っていたとしたら、どういう状況が考えられるか… 主人公はそれまでの記憶を失っていて、残っている記憶の中での一番最初の目覚めの瞬間が、この物語の始まりだとイメージしました。 主人公は大きな災害に遭い、自身は記憶をなくし、家族が命を落とす。 “ざらざら”はその家族の魂で、主人公が紙やすりで“ざらざら”を磨くのは、その魂を浄化させる行為。 もともとの作者の意図とは大きく異なるかもしれませんが、そんな風に自由に想像を膨らませて臨みました。